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新型「ワーゲンバス」日本発売へ VW「ID. Buzz」を2024年末以降に導入 VW日本導入70周年を記念

くるまのニュース 2023年3月9日 15時30分

フォルクスワーゲンジャパンは2023年3月9日、新型EVの「ID. Buzz」を国内市場へ導入することを発表しました。

■現代に蘇った「ワーゲンバス」が日本発売決定!

 フォルクスワーゲンジャパンは、新型EVの「ID. Buzz(以下IDバズ)」の国内導入を2023年3月9日に発表しました。
 
 IDバズの発売は2024年末以降を予定しています。

 フォルクスワーゲン(以下VW)は、2050年までにCO2の排出を実質ゼロにするという目標に対して、2019年に発表したEV「ID.3」を皮切りにEVのラインナップを順次増やしています。

 日本においても2022年11月にSUVタイプのフルEV「ID.4」を発売。2023年はVW車の日本導入が70周年を迎えるにあたり、「ゴルフ」などの特別仕様車を発売するほか、2024年にIDバズが新たに導入されることとなります。

 IDバズは2017年のデトロイトショーでコンセプトカーが初公開され、市販モデルは2022年3月に発表されています。欧州では初となるフルEVのMPV(マルチパーパスビークル)となり、同年5月から先行受注を開始しました。

 デザインは、1950年代から量産され、日本でも「ワーゲンバス」という愛称で親しまれているVW「タイプ2」のエッセンスを取り込み、次世代のEVとしてVWブランドのイメージメーカーとしての役割を持つと言います。

 ボディサイズは全長4712mm×全幅1985mm×全高1937mm、ホイールベースは2988mmとなり、VWグループのEV向けプラットフォーム「MEB」を採用するクルマとして最長のホイールベースを持ちます。

 極端に短いオーバーハングや、2トーンカラーで上下分割されたスタイルなど、ワーゲンバスの特徴をそのまま受け継いたデザインが特徴です。

 一方で、空気抵抗を抑えて空力に配慮したほか、前後のランプを横長のLEDランプとすることで、タイプ2の面影を残しつつ、電力消費を抑えています。

 インテリアは高さのあるシートを採用し、快適な座り心地を実現したほか、5名フル乗車時でも最大1121リッターの荷室スペースを確保。各部のトリムには動物由来のレザーではなく、再生ペットボトルやプラスチックを使用しています。

 パワートレインはリアに150kW電動モーターを搭載。バッテリー容量は77kW/hとなり、欧州仕様車の一充電走行可能距離はIDバズで約421km(WLTPモード)となっています。

※ ※ ※

 なお、実際に日本に導入される仕様について、詳細なスペックや価格は明らかにされていませんが、今後発売が近づくにつれて発表されるものと考えられます。

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