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「屋根なし軽トラ」後継モデル世界初公開へ! まるで「ターレ」なホンダ新「AWV」が話題に

くるまのニュース 2023年3月13日 14時50分

2023年3月6日、ホンダの米国法人は、「第3世代Honda AWV」を2023年3月14から18日までラスベガスで開催される「CONEXPO-CON/AGG 2023」で世界初公開すると発表しました。この車両について「市場で活躍するアレのよう」など、SNSでは様々なコメントが集まっています。

■ホンダ「屋根なし軽トラ後継機」はまるで「ターレ」のよう?

 2023年3月6日、ホンダの米国法人は、建設業界と作業現場での効率を向上させる「第3世代Honda AWV」を2023年3月14から18日までラスベガスで開催される「CONEXPO-CON/AGG 2023」で世界初公開すると発表しました。

 この車両についてSNSなどでは様々なコメントが集まっています。

 Honda AWV(Autonomous Work Vehicle)は、自律走行で、作業現場での荷物の運搬などの業務を行う電動モビリティです。

 今回発表された「第3世代Honda AWV」の先代モデルとなる「第2世代Honda AWV」では、2021年11月からニューメキシコ州にある建設会社Black&Veatch社の現場で実証実験を実施していました。

 第2世代Honda AWVでは、耐久性に優れた「オフロードサイドバイサイドプラットフォーム」と高度な自律走行技術を組み合わせ搭載。ボディサイズは、全長約2900mm×全幅約1500mm×全高約1420mmとコンパクトで、最大積載量は399kg、最大けん引重量は750kg。最小回転半径は3.9mです。

 エクステリアでの最大の特徴は、ホンダがかつて販売していた軽トラック「アクティトラック」の荷台を流用していると見られる点で、テールランプなどのパーツに、アクティトラックらしさが感じられます。一方、キャビン部分は完全に撤去され、運転席に該当するスペースのない設計となっており、国内では果樹園などでみられる「屋根なし軽トラ」とも言える存在に近いデザインになっています。

 今回、ホンダは2023年3月14日から18日までラスベガスで開催される「CONEXPO-CON/AGG 2023で、このHonda AWVの最新世代の試作車となる「第3世代Honda AWV」が世界初公開されます。

 第3世代Honda AWVのボディサイズは全長3025mm×全幅1300mm×全高2052mmと縦にも横にも細長くなっています。

 また、低床式ベッドとなり、荷物の積み込みが容易になっているほか、荷台のベッドサイズを2パレットに拡大(荷台長2560mm×荷台幅1300mm)することで積載量を2000ポンドに拡大。もはやアクティトラックの流用品もなくなっており、アオリも取り払われ先進的なデザインになりました。

 自律走行モードでは最大10マイル(16km/h)となり、バッテリーサイズを大きくすることで最大10時間の長時間駆動が可能です。

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 そんな第3世代Honda AWVですが、SNSなどでは様々なコメントが集まっています。

 一番多くみられるのは、「市場で走っているアレのよう」「ターレみたい」といった、第3世代Honda AWVの極端にシンプルなデザインが、市場など様々な作業現場で活躍している「ターレットトラック」のようだという意見です。

 また、「シンプルないいデザイン」「運転席つけて普通に運転したい」など、エクステリアデザインが好印象な様子もみられます。

 さらに「果樹園でも需要がありそう」など、屋根なし軽トラとしての仕事もこなせそうという感想もあります。

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 ホンダは、このAWVについて、商用化を目指しており、販売やソフトウエアの開発などにおいて、機能とサービスを改善するためのパートナーを探しているとしています。

 このAWVが様々な作業現場でみられる日もそう遠くないかもしれません。

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