2023年4月1日-2日に東京・代々木公園で開催された大型屋外イベント「アウトドアデイジャパン」において、スズキ「ジムニー幌仕様」のような車両が展示されました。どのような特徴があるのでしょうか。
■え?ジムニーとエブリイの幌車?ラプターライナー塗装で魅せるカスタムとは
体験・体感型の大型屋外イベント「アウトドアデイジャパン」が2023年4月1日-2日に東京・代々木公園で開催されました。
会場には、スズキ「ジムニー」の幌車と思えるカスタムカーがありましたがどのような仕様なのでしょうか。
アウトドアデイジャパンはテントやキャンプグッズの展示や販売がメインですが、自動車関連の展示も多くあります。
その中で、アウトドアといえば「やっぱりジムニーが良く似合う!」と思って車両を見ていると、ルーフとリアゲートが茶色になっています。
少し離れたところからみるとその感じはまさに幌のようです。
2018年に登場した現行ジムニーには幌仕様は無いはずですが、どういうことなのでしょうか。
車両展示を行っているスズキカスタム販売というブースで、スズキの新車や中古車を主に扱うサブディーラーです。
グループ内にRide Techというカスタムパーツのブランドを持っていることもあり、オリジナルのカスタムパーツを組み込んだコンプリートカー販売も行っているといい、今回のアウトドアデイにはそのコンプリートカーを持ってきたとのことです。
そして幌車のように見えたジムニーは、ラプターライナー塗装を施しています。
よくあるラプターライナー塗装だとブラックが主流ですが、ベースとなる塗料に他の色をまぜることによって今回のタンカラーのようにできるそうです。
1.5インチアップのリフトアップキットを組み、アイアンバンパー、オーバーフェンダー、ステップ、マフラーをセットアップすることで、ひとまわり大きく迫力あるスタイルに。
ボディと幌風味の色合いも相まって往年のジープを彷彿させる雰囲気もあります。
■驚異の4インチアップ!? スズキ「エブリイ」の最強ワゴンとは?
その横に並んだスズキ「エブリイ」も同じくグリーンのボディにタンカラーのラプターライナー塗装が施されており、兄弟車のようなつくりになっています。
こちらのエブリイは脅威の4インチリフトアップとなっており、エブリイなのに俄然大きく感じられます。
悪路走破性もそこそこアップしており、岩がゴロゴロしているよな場所は難しいかもしれませんが、少し荒れた林道でもなんなく走りきれそうです。
前後バンパーもラプターライナーのブラック塗装をして精悍な顔つきににしながら、ルーフとバックドアをタンカラーにすることでどこかクラシックな雰囲気にもなっています。
インテリアにはオリジナルのベッドキットを積み込んで車中泊も可能です。
もう少し「本格的な車中泊をしたい」という人向けには、キャリア・テント・ラダー・サイドオーニングが一体化された、FULLFUNZ製「TiNY HydEouT」と言うキャリアを装着したエブリイを展示しています。
エクステリアはアイアンバンパー、オリジナルグリル、オーバーフェンダー、サイドデカール、オリジナルマフラーなどを装備しています。
就寝はキャリアに装備されたテントで宿泊というスタイルです。
キャリアには全てのパーツを組み込んであるので、サイドオーニングを足す必要もなく、ワンパッケージで済むという優れものです。
使わない時はぺったんこに畳めるのも魅力的です。
オフロードが似合うジムニー・エブリィの楽しみ方や可能性をより広げてくれる展示でした。