経産省資源エネルギー庁が、ガソリン店頭価格を発表しました。レギュラー全国平均は、3週連続の値上がりです。
■先週から0.1円値上がり
経済産業省資源エネルギー庁は2023年4月5日、レギュラーガソリンの3日時点の店頭小売価格(消費税込)を発表しました。
全国平均は1リットルあたり168.1円で、前回(3月27日)時点から0.1円高くなりました。
3週連続の値上がりです。
都道府県別にみると、26道府県で値上がり、3県で横ばい、18都県で値下がりをしています。
店頭価格で最も安かったのは宮城県と徳島県で161.8円、次いで兵庫県162.0円、岡山県162.4円です。
一方、最も高かったのは長野県で178.8円、次いで長崎県178.3円、鹿児島県176.7円でした。
※ ※ ※
ガソリン価格の高騰を受け、政府は石油元売り企業に補助金を出す価格抑制策を実施。ガソリン、軽油、灯油、重油を対象に2022年1月から1リットルあたり5円、3月から25円、4月から35円を上限に支給しており、さらにそれでもガソリン1リットルの平均価格が170円(4月25日週以降は168円程度)を超過したら、その半分を支援すると発表しています。
ただし2023年1月から上限の引き下げを始めており、1月33円、2月31円、3月29円、4月27円、5月25円と段階的に減らしています。なお、上限を超過した分への半分の支援は維持されます。この燃料油価格激変緩和措置は、2023年9月末まで実施される予定です。
経産省によると、補助金がない場合のレギュラーガソリンの全国平均小売価格は、2022年12月以降180円台後半を小刻みに上下してきましたが、3月27日時点で13か月ぶりに180円を下回り177.5円に。4月3日には176.1円まで安くなりましたが、来週8日時点では上昇に転じて179.9円になると見ています。
このような状況を踏まえ、補助金の支給単価は8.1円でしたが、あす6日から11.9円に増額される予定です。