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復活のホンダ新「オデッセイ」は「斬新シフト」採用!? 「レバー」に代わって「ボタン式」に! 勢力拡大中の「電制シフト」が再販モデルにも装備

くるまのニュース 2023年4月14日 12時10分

ホンダは2023年4月7日、一度販売を終了した同社の最上級ミニバン「オデッセイ」の再投入を発表しました。先行公開された画像によれば、シフトレバー形状にも変化があるようです。

■「斬新シフト」が復活の「オデッセイ」にも採用!

 ホンダは2023年4月7日、同社の最上級ミニバン「オデッセイ」を2023年冬に発売することを発表しました。
 
 オデッセイは2021年末に日本市場での販売を終了してから約2年ぶりの復活となりますが、新モデルではシフトレバーに変化があるようです。

 オデッセイは1994年に登場。ミニバンブームの先駆け的存在としてヒットし5世代に渡って展開されてきました。

 国内では最終モデルとなった5代目は2013年11月に登場しました。

 広い空間にセダンライクな快適性能・走行性能を両立という歴代のオデッセイの特徴はそのままに、スライドドアを国内向けモデルとして初採用。堂々としたスタイリングを採用するなど、上級志向のミニバンとなりました。

 2020年11月には改良を実施し、フロントフェイスがより迫力のあるものへと刷新され、先進運転支援「ホンダ センシング」も機能が向上しています。

 一方で、改良を行ったわずか約1年後の2021年末に、製造工場である狭山工場が閉鎖されることを理由に、国内生産を終了。その傍ら、中国では継続して生産されていました。

 今回の再販についてホンダは、多くのユーザーからオデッセイ復活を求める声が多くあったことから、改良モデルをベースとする中国生産車が導入されることになりました。

 再販モデルの新オデッセイですが、先行公開された画像によるとシフトレバー周りの形状が変更されています。

 国内販売終了時のモデルでは、一般的に「インパネシフト」と呼ばれる縦ゲート式のシフトレバーを採用していました。

 一方で、新モデルでは、ボタン式を基本とする「エレクトリックギアセレクター」(通称:電制シフト)となっていることが確認できます。

 この電制シフトは、2017年に発売された2代目のスーパースポーツ「NSX」に初めて採用。

 以後、SUVの「CR-V」や2022年にモデルチェンジしたミニバン「ステップワゴン」、ハッチバックの「シビック」に加え、さらに2023年4月発売予定の新型SUV「ZR-V」へと量販車種に採用が広がっています。

 当初はSNSなどで、「斬新」などと称された電制シフトですが、ブラインドタッチが可能なよう、バックギアやドライブギアのボタン形状を大きく変えることで、シフトミスを防ぐ工夫もされているようです。

※ ※ ※

 その他、新オデッセイではフロントグリルのデザインが刷新されたほか、機能装備も見直しを実施。

 ホンダ センシングには、新たに近距離衝突軽減ブレーキ、オートハイビーム、急アクセル抑制機能(オプション)を追加され、安全性能が向上しています。

 また、ディーラーオプションとして用意されるナビゲーションには、コネクテッドサービス「ホンダ トータルケア プレミアム」に対応するなど、機能装備の充実も図っています。

 さらに、各部にブラック加飾を施した新タイプ「ブラックエディション」も追加となる予定です。

 詳細なスペックや価格などは現在公表されていませんが、2023年秋に先行予約の受付が開始され、同冬に発売されることが明らかになっています。

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