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分かる人は「オジサン!?」 なぜクルマから「つり革」ぶら下がる? 昭和感ある懐かしグッズとは

くるまのニュース 2023年5月1日 6時40分

クルマには様々な関連アイテムが展開されています。そうした中、令和の現在ではほとんど見かけなくなったアイテムにはどのようなものがあるのでしょうか。

■リアバンパーからぶら下がる「つり革」はなんだったのか?

 クルマには、様々な関連アイテムが存在。移動中に快適に過ごすためのものや、個性を主張するものなど数多く存在します
 
 そうした中、令和の現在ではほとんど見かけなくなったアイテムにはどのようなものがあるのでしょうか。

 たとえば、昭和40年代から50年代にかけては、リアバンパーに電車やバスなどで利用されている「つり革」をぶら下げて走行していました。

 この「つり革」は、元々はドアノブに触れた際に、静電気を防止するためのカー用品である「アースベルト」から派生したものだといわれています。

 ゴム製のストラップであるアースベルトは、バンパーに取り付けられていて地面を接触することで静電気を逃がすアイテムとして人気を博していました。

 一方で、つり革はアースベルトが装着されていた場所と同位置につり革を装着するクルマが多いことから、ドレスアップ目的としてアースベルトの代わりにつり革をぶら下げることが流行りはじめたのでは無いかと言われています。

 また「シャコタンがカッコいい」という価値観から、車高の低さをアピールするためにあえて地面につくようにつり革をぶら下げたという説も見受けられます。

 このように諸説あるものの、現在でもつり革を付けている人はドレスアップのひとつとしてやっていることが多いようです。

 その他、懐かしのアイテムと言えば、「CDチェンジャー」があげられます。

 昭和から平成にかけてカーオーディオはカセットテープに代わり、CDが採用されはじめました。

 カセットテープとは異なり、早送りや巻き戻しが不要なCDは、平成初期のカーオーディオで独占的な人気となります。

 さらにCDを交換する利便性を高めるために複数のCDを選曲可能なCDチェンジャーが登場しました。

 シート下やトランクルームにCDチェンジャーユニットを設置して、コンソールのオーディオユニットで操作する仕組みで、12枚ものCDが入るタイプも存在。

 そんな平成初期に人気が高いCDチェンジャーでしたが、平成後期にはMDの流行、そしてインターフェースの多様化により、SDカードやUSBメモリを介したMP3プレイヤーやスマートフォンなどをBluetooth接続で連携する機種まで選択肢が増えてきたこともあり、姿を消しつつあります。

ダッシュボードやトランクに搭載していたCDチェンジャー

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 そのほかにも、いまや市販車で装着されていることが稀な「レースのシートカバー」も現在では一部のタクシーやバスなどでしか見かけなくなりました。

 昭和の時代では、固定電話やテレビなどの家電にレースのカバーをかけることが一般的で、洗うことが難しいクルマのシートにもレースのカバーをかけている人も多い傾向でした。

 しかし、昭和の頃はファミリーカーまで装着されていたレースのシートカバーですが、現在でも一部のセダンにオプションで設定されています。

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