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衝撃の800馬力! ホンダ新型「爆速SUV」で「神ワザ」披露!? ド迫力ウィング&ワイドボディ装備の「CR-V」をF1トップ選手がドライブ

くるまのニュース 2023年5月14日 20時10分

米国ホンダは2023年5月10日(現地時間)、F1ドライバーのマックス・フェルスタッペン選手が2月末に初公開したレーシングコンセプトカー「CR-V Hybrid Racer」のハンドルを握る動画を公開しました。

■800馬力超えの爆速「CR-V」がマイアミで快音を轟かせる

 ホンダの米国法人は2023年5月10日(現地時間)、レッドブル・レーシング所属のF1ドライバー マックス・フェルスタッペン選手が新型「CR-V Hybrid Racer(CR-Vハイブリッドレーサー)」をドライブする動画を公開しました。
 
 このCR-Vハイブリッドレーサーは、米国ホンダの子会社HPDが2月末に初公開したレーシングコンセプトカーです。

 HPD(ホンダ・パフォーマンス・デベロップメント)は米国ホンダの子会社で、主にレースに向けた車両・技術開発や、ホンダと高級車ブランド「アキュラ」向けのハイパフォーマンスパーツを展開しています。

 2023年2月28日には、新型レーシングコンセプトカーCR-V Hybrid Racer(CR-Vハイブリッドレーサー)を世界初公開。

 CR-Vハイブリッドレーサーは、HPDが米国ホンダの開発部門であるオートディベロップメントセンター(ADC)のエンジニアや北米オートデザイン部門所属デザイナーと共同で考案したもので、「究極の高性能ビースト(野獣)」を目指したとしています。

 エクステリアはベースの6代目「CR-V」の面影を残すものの、クロモリ素材のチューブフレームを採用したほか、ボディの幅を大きく超えた大型のリアウイングやフルカーボン製の大型前後オーバーフェンダー、フロントスプリッターを装備。

 フロントのドアは上部に向かって開く「バタフライハーフカットドア」へと変更され、サイド下部には空力を向上させるカナードスポイラーのほか、大きなエアダクトを装着しています。

 インテリアはCR-Vとは全く異なり、フルバケットシートとレーシングステアリングが備わるだけのスパルタン仕様です。

 エンジンは車体後部にマウントされ、インディカーシリーズのマシンに用いられる2.2リッターV型6気筒ツインターボエンジン+モーターのハイブリッド仕様です。これにパドルシフト付きXTRAC社製6速トランスミッションが最高出力は800馬力を組み合わせます。

 足回りには、HPDが開発したアキュラ「NSX GT-3 Evo22」で用いられたフロントサスペンションやフロントブレーキ、ダラーラ「IR-18 インディカー」で用いられたリアサスペンションやリアブレーキに加え、フロント285/35・リア305/35の太いファイアストン製超高性能サマータイヤと20インチアロイホイールを装着しています。

 この「究極の高性能ビースト」を、2度のF1世界チャンピオンを獲得したレッドブル・レーシング所属マックス・フェルスタッペン選手がドライブ。

 米国フロリダ州にあるホームステッド=マイアミ・スピードウェイで快音を轟かせながらグリップ走行し、その後リアタイヤからスモークを発してドーナツターンを披露。

 マシンについてフェルスタッペン選手は「こんなマシン今までに見たこと無い」と驚きつつも、実際にハンドルを握ると「かなりグリップし、気に入りました。とてもいいマシンです」と好印象を抱いた様子です。

※ ※ ※

 ホンダのミディアムサイズSUV「CR-V」は、1995年に登場。

 日本では5代目モデルが2022年8月をもって生産を終了しましたが、北米などの海外市場では現在も6代目となるモデルが販売されています。

 なお、今回動画に登場した新型CR-Vハイブリッドレーサーについて、市販化はかなり難しいと思われますが、このクルマがホンダの遊び心と情熱を示しているとも捉えられ、より多くのファンを集めるきっかけにはなりそうです。

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