国道23号の中勢バイパスが、2023年度にいよいよ全線開通を迎える見込みです。
■暫定2車線で整備
国道23号の中勢(ちゅうせい)バイパスが、2023年度に全線開通を迎える見込みです。
長さ30km以上に及ぶ大規模バイパスの整備が、ひとつの区切りを迎えます。
国道23号は、三重県内では伊勢湾沿いに桑名市、四日市市、鈴鹿市、津市、松阪市を経由して伊勢市に至るに走る重要な幹線道路です。
県内では産業・観光・生活を支える大動脈ですが、鈴鹿から松阪にかけて南北に走る主要な一般道は国道23号くらいしかなく、混雑しています。
中勢バイパスは、鈴鹿市から松阪市に至る全長33.8kmの道路です。国道23号(現道)より内陸側を通ります。
完成形は4車線(設計速度80km/h)ですが、まずは暫定2車線(同60km/h)で整備が進んでおり、これまでに鈴鹿市野町から松阪市小津町(終点)までの31.0kmが開通しています。
現在、建設が進むのは、最後の区間となる鈴鹿市の北玉垣町(起点)から野町までの2.8kmです。
建設を進める国土交通省中部地方整備局三重河川国道事務所は、全線が開通することで中勢バイパスへの通過交通のさらなる転換が期待されるとしています。