BMWの日本法人は、ハイパフォーマンスセダン「M3」に30台の限定モデル「CS」を設定し、2023年5月17日から予約受注を開始します。
■軽量化と過給圧アップした「CS」モデルが登場
BMWの日本法人は、30台限定の「M3 CS」を設定すると発表しました。
M3 CSはハイパフォーマンスセダン「M3」の性能アップを図ったモデルで、2023年5月17日から予約受注を開始します。
BMW「3シリーズ」のハイパフォーマンスモデルに位置するM3は、初代が1985年に登場。現行型は6代目(G80型)で、日本では2021年1月に発売されました。
M3のエクステリアは3シリーズの4ドアセダンボディをベースにしながらも、アグレッシブな縦型の「キドニー」グリルを採用するほか、専用デザインのドアミラー、リアスポイラーを装備。さらにワイドトレッド化を主張するリアディフューザーも装着しています。
インテリアはMスポーツシートや専用メーター・ステアリングを装備し、スポーティさを演出。
パワートレインは最大出力480馬力・最大トルク550Nmを発揮する3リッター直列6気筒ターボエンジンに8速ATを組み合わせる標準モデルと、510馬力・650Nmを発揮する「Competition(コンペティション)」モデルの2タイプを用意。いずれも後輪駆動です。
運転支援システムでは、ハンズ・オフ機能付き渋滞支援機能に加え、アダプティブクルーズコントロールや衝突被害軽減ブレーキ、車線逸脱警報などを含めた「ドライビング・アシスト・プロフェッショナル」を標準装備しています。
のちに四輪駆動モデル「M3 コンペティション M xDrive」や市販モデルでは初のステーションワゴン「M3ツーリング」も登場しています。
今回発表されたM3 CSは四輪駆動のコンペティション M xDriveをベースに、軽量化と性能向上を図ったモデルです。
ボンネットやドアミラー、グリル、ディフューザーにCFRP(炭素繊維強化プラスチック)を採用。インテリアも各トリムやセンターコンソール、前席のシートにもカーボンを採用することで軽量化とレーシングスピリットを表現しています。
パワートレインはベース車に対しターボの過給圧を1.7barから2.1barにアップさせることで、最大出力551馬力を発揮。0-100km/h加速は3.4秒をマークします。
足回りは裏面追従性やダンパーのレスポンス向上を図るためにボールジョイントを4箇所増やしたほか、専用サスペンション・スタビライザー、カーボンセラミックブレーキを装備しています。
M3 CSの価格(消費税込)は1998万円で、全車右ハンドル・AT車のみの設定です。
なお、注文はBMWオンラインストアのみで5月31日まで受け付けられ、30台の限定枠を上回る申し込みがあった場合は抽選が行われます。