ほとんどの物には名前が付いています。よく見る使うものであればその名前を知っている人が多いですが、その中でも実は知らない「シートベルトの丸いボタン」や「エアコンの風が出てくる部分」にはどのような名前が付いているのでしょうか。
■意外と知らないもの…車内編! 何がある?
クルマを構成するパーツにはそれぞれ名称が付いており、わかりやすい部分で言えば外装では「バンパー」や「タイヤ」、内装では「ハンドル(ステアリングホイール)」「シフトノブ」などが挙げられます。
では見たことあるけど、名前がわからない「エアコンの風が出る部分」やシートベルトにある「丸いボタン」にはどのような名称が付いているのでしょうか。
クルマは多くのパーツから構成されています。大きく言えばシャシ&ボディ、エンジン、タイヤ&ホイールと区別出来ます。
さらに細かく言えば外装ではヘッドライト・テールライト、ウインカーといったライト類、バンパーやフェンダー、ウインドウなどが挙げられます。
内装では、普段操作するハンドル(ステアリングホイール)、シフトレバー(シフトノブ)、グローブボックスルームミラー、アクセル・ブレーキペダルなど。
さらにはダッシュボードやセンターコンソール、メーターパネルから身を守るシートベルトまで挙げればキリがありません。
またこれらのパーツに付属する物にも名称が付いていることがあります。
ダッシュボード周辺で言えば、中心部のカーナビやエアコンパネルなどが配置される部分はセンタークラスターと呼び、さらにそこに付属するエアコンの送風口をレジスターと言います。
レジスターは会計時に使う機械の「レジ(レジスター)」という印象が強いですがそちらは「キッシュレジスター」の略で、クルマの送風口は空気を調整することのできる通気口を指しています。
■シートベルトの「丸いボタン」 何の意味がある? 名称は?
シートベルトで言えば、着用時に見かける差し込むT字型金具を「タング(タングプレート)」といい、受け入れ側を「バックル」と呼びます。
さらにベルト生地には丸いボタンのようなものが付いていますがこれはどのような意味があるのでしょうか。
この丸いボタンのような物についてユーザーから「この丸いやつは何の意味があるの?」、「存在自体気づかなかった」、「見たことあるけど、、存在感薄い」という声が見られました。
この部品は「タングストッパー(ストッパータング)」と呼ばれるもので、タング(T字型金具)が落ちるのを防ぐ機能を持っています。
役割を知ってるユーザーからは「気づかないうちにタングストッパー壊れてた」、「この丸いの金具が落ちないようにするやつだけど、知らない人多いよね」、「先日ディーラーに補修部品頼んだら『なにそれ』的な反応だった」という声がありました。
実際にとあるディーラーのスタッフは「シートベルトの金具部分についてはタングといい呼び名があるのは知っていましたが、丸いボタンをタングストッパーというのは正直知りませんでした。またレジスターに関しては『エアコンの送風口』という名前だと思っていました」と話していました。
また続けて「シートベルトに関しては、稀にドアに挟んだことで破損するケースがあります。破損した場合はディーラーなどで純正部品を取り寄せることが可能です」と話しています。
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世の中の物には、様々な名称が付けられています。とくにクルマの部品であれば交換・修理する可能性もあり、覚えておくのもよいかもしれません。