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悪路も走れる唯一のミニバン!? 三菱「デリカD:5」がマジでスゴい! 16年の“ご長寿車”が最強な訳

くるまのニュース 2023年6月12日 19時10分

三菱「デリカD:5」は、ほかのミニバンにはない唯一無二の特徴を有しており、アウトドア好きから支持されています。どのような特徴があるのでしょうか。

■ミニバンだけど悪路走破性がスゴい!

 2022年から2023年にかけてミニバンが相次いでフルモデルチェンジしており、トヨタ「ノア・ヴォクシー」、ホンダ「ステップワゴン」、トヨタ「シエンタ」、日産「セレナ」の新型モデルが登場しました。
 
 さらに、トヨタの高級ミニバン「アルファード・ヴェルファイア」も全面刷新を控えるとささやかれるなど、ミニバン市場が一気に活性化するなか、長きにわたって根強い人気を誇る1台が存在しています。それが三菱「デリカD:5」です。

 デリカD:5は現行モデルが2007年にデビュー。2022年度の販売台数ランキングでは、三菱の登録車のなかでトップの「アウトランダーPHEV」に次ぐ売り上げを誇ります。

 登場からすでに16年が経過したロングセラー車ですが、デリカD:5の魅力はどのようなところにあるのでしょうか。

「オールラウンダーミニバン」というコンセプトのもと、デリカD:5はミニバンとSUVを掛け合わせた唯一無二の特徴を有しています。

 2019年に、フロントフェイスなどを中心にビッグマイナーチェンジを実施。三菱のデザインコンセプト「ダイナミックシールド」を前面に押し出した大胆なデザインのフロントマスクに一新されました。

 登場当初はその斬新なデザインに賛否両論あったものの、ほかのミニバンにはない、良い意味で「アクの強さ」を手に入れています。

 ボディサイズは全長4800mm×全幅1795mm×全高1875mm、ホイールベース2850mmと、ミドルサイズとラージサイズの中間といった大きさですが、最低地上高がSUV並みの185mmも確保されていることもポイントのひとつ。

 悪路で障害物を乗り越えて通過するためのアプローチアングルは21.0°、ランプブレークオーバーアングルは16.5°、ディパーチャーアングルは23.0°を実現しており、オフロードで高い走破性を発揮します。

 エンジンは、145馬力/380Nmを発生する2.2リッタークリーンディーゼルターボエンジンを搭載し、新開発の8速ATと組み合わせて約2トンのボディを楽に引っ張ります。

 駆動方式は電子制御4WD機構「AWC」を搭載し、シャシには「リブボーンフレーム」と名付けられた肋骨のような環状型構造を採用して堅牢なボディを形成。本格的な悪路走破性と衝突安全性を両立しました。

 ワイルドなデザインや卓越した四駆性能など、普通のミニバンとは異なる特徴を持つデリカD:5ですが、アウトドアを趣味としている人たちからの支持率が高いようです。

 三菱自動車に寄せられたオーナーボイスには「家族でキャンプにおすすめ」「デリカならどこでも行ける」「カスタムもできて、オン・オフ走れる楽しいクルマ」「ミニバン唯一無二の走破性が最高」といったコメントがあり、オーナーがデリカD:5でアクティブに楽しんでいることがわかります。

 ミニバンの大容量の室内空間と荷室の積載性と、本格四駆の走破性を持ち合わせたデリカD:5は、16年が経過した今も「ライバル」不在のモデルとして君臨しており、家族や仲間とアウトドアレジャーに出かけるのに最強のモデルだといえるのではないでしょうか。

 一方で、遅くても7年程度で全面刷新を迎える国産車では異例とも言えるほどのモデルライフを送っており、次期型の登場を待ち望むユーザーが多いのも事実です。

 デリカシリーズで継続してきた「四駆ミニバン」という特徴を踏襲した後継モデルの登場が待たれます。

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