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なぜエッジ効きすぎな「交通安全モニュメント」設置? 話題の”事故車両”設置経緯を聞いてみた

くるまのニュース 2023年6月20日 20時10分

静岡県浜松市に存在する交通安全のモニュメントのインパクトがスゴいとSNSで話題となっています。どのようなモニュメントで、どのような経緯で設置されたのでしょうか。

■交通安全モニュメントのインパクトがスゴい! その設置経緯とは?

 静岡県浜松市に、インパクトのある珍しいモニュメントがあるといいます。どういったものなのでしょうか。

 [71]よねいち まるお(@yoneichimaruo)さんは、以下コメントとともに1枚の写真を投稿。

「交通安全の啓蒙と言う意味ではかなりエッヂが効いている。」

 写真を見ると、ピンク色の土台の上に、フロントが大きく潰れた事故車両が飾られているほか、下には大きく交通安全と書かれており、「安全運転を!と思う人は都盛町のレッカー会社には事故に遭われた悲惨な車がたくさんあります。みてください」というメッセージが添えられており、交通安全を促すかなりインパクトの強いモニュメントとなっています。

 この投稿にユーザーからは、「生々しい…」「インパクトスゴい」「こういうの全国に設置したほうが良くない?」の声のほか、地元ユーザーからは「浜松市民ならおなじみね」といった声も見られました。

 投稿経緯や感想について、よねいち まるおさんは以下のように話します。

「投稿場所は静岡県浜松市の中田島街道沿いです。

 バスに乗って中田島砂丘に向かったところ目に飛び込んできたのが、事故車両を展示してあるこのモニュメントでした。

 あまりの衝撃的な光景にすぐにツイッターに投稿しました。

 自分も仕事で自動車関係の仕事をしているので、普段から交通安全には気をつけているつもりですが、このモニュメントを見て改めて交通事故の悲惨さや交通安全に勤めることの必要性を再認識した次第です」

 これは地元のレッカー会社、株式会社IWATA-TOWINGが製作したもので、設置経緯について、担当者は以下のように説明します。

「バブル時期あたりから設置されているので30年ほど経っているかと思います。

 モニュメントが設置してある通りで、かつて8人もの死亡事故が発生するなど多くの事故が起きていました。

 レッカー屋を営んでいるものの、あまりにも死亡事故が多いので設置することとなりました」

※ ※ ※

 このモニュメント設置後について、前出の担当者は「事故はだいぶ減ったように感じます」と、話しています。

 ちなみに、台の上に乗っている事故車両は定期的に取り替えているとのことで、現在設置されている車両もまもなく取り替える予定とのことです。

 今回の投稿は、一度見たら忘れないほどのインパクトの強い交通安全を啓蒙するモニュメントといえます。

 浜松に訪れた際にモニュメントを見かけることがあるかもしれませんが、あまりのインパクトにドライバーはよそ見をして事故を起こさないように気をつけましょう。

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