クルマのスピードが速い高速道路の走行は緊張するものです。高速道路を運転する際にやりがちな「3つのトラブル」について、どのように対処すれば良いのか紹介します。
■高速道路でやりがちな「3つのトラブル」の対処方法とは
たとえ運転免許証を取得しても、初心者のうちは高速道路の走行は緊張するものです。
ETC車載器を装着していないのに「ETC専用料金所」にうっかり入ってしまったり、目的のインターチェンジ(IC)を通り過ぎてしまうことも考えられます。
また、一般道を走行中に道を間違って高速道路に進入してしまうこともあるでしょう。
どれも高速道路を運転する際にやりがちなミスですが、そのようなときは一体どのように対処すれば良いのでしょうか。
まず、誤ってETC専用料金所に入ってしまったとしても、ETC車載器がない、あるいはETCカードを挿入していない場合には、ETC専用料金所を通過することは出来ません。
その場合の対処方法について、高速道路を管理するNEXCO中日本は「『ETC/サポート』または『サポート』と表示されている隣のレーンに安全に移動し、ブースに備え付けられたインターホンの前で一旦停止して、係員などの指示に従ってください」と案内しています。
その後、料金所の係員から「どのようにして料金を支払えばいいのか」や「どのように通過すればいいのか」について指示があるので、落ち着いて案内に従いましょう。
また、焦ってバックやUターンしたり、急な車線変更をするのは非常に危険なので、絶対にしないようにしてください。
■誤って目的のIC通り過ぎてしまったら、どうする?
次に、誤って目的のICを通り過ぎてしまった場合の対処方法について見ていきます。
まず大前提として、もしも目的のICを過ぎてしまった場合でも、Uターンやバックは重大な事故の原因になり非常に危険なため、絶対にしてはいけません。
では一体どうすれば良いのでしょうか。
NEXCO中日本によると、「そのまま走行し、次のICまで行ってください。次のICで降りて、出口の一般レーンに入り、料金所スタッフに事情を伝えてください」とのことでした。
係員に誤って通過してしまったことを伝えると、目的のICまで戻れるように案内してもらえます(ICの構造によっては対応できない場合があります)。
また、その際に誤ってひとつ先のICまで進むことになったとしても、通行料金は目的のICまでの金額になるということです。
そのほか、一般道を走行中に道を誤って高速道路に進入してしまうことも十分にありえるトラブルです。
このケースの対処方法としてNEXCO中日本は、「入口料金所の通行券を受け取る機械にインターホンがありますので、料金所スタッフに伝えてください」と案内しています。この際も、誤って目的のICを過ぎてしまった場合と同じくUターンやバックは危険なので厳禁です。
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「間違ってETC専用料金所に入ってしまった」や「目的のICを通過してしまった」、「うっかり高速道路に進入してしまった」の3つのミスは、運転に慣れていない初心者のみならず、誰でもやりがちな高速道路に関わる代表的なトラブルともいえます
事前に対処方法を覚えておき、万が一の際にも落ち着いてリカバリーできるように備えておくと良いでしょう。