静岡市清水区で国道1号静清バイパスの「清水立体」事業が進んでいます。4車線の高架道路を新たに造っていますが、これに伴い交通規制も予定されています。
■清水IC付近に4車線高架を建設
国道1号静清バイパスの「清水立体」事業が進んでいます。工事に伴い、2023年7月は夜間対面通行規制や清水ICの出入口閉鎖が計画されています。
静清バイパスは、静岡市の清水区興津東町(興津IC)から駿河区丸子二軒家(丸子IC)に至る延長24.2kmの道路です。
全線が4車線(片側2車線)で整備されていますが、東名高速の清水ICと接続する前後区間だけは信号のある交差点が残っており、クルマの流れを悪化させています。
このため今の静清バイパスの上空に長さ2.4kmの4車線高架道路(専用部)を新たに造って交差点を立体交差に変え、渋滞緩和や清水ICへのアクセス改善、交通事故削減などを目指す事業が進んでいます。
完成すると平日朝ピーク時の興津IC~丸子IC間の所要時間は、3~5分ほど短縮される見込みです。
そしてこの事業に伴い、7月3日から31日にかけては、清水区内の横砂北交差点~清水IC西交差点間で夜間対面通行規制が実施されます。通常は上下2車線ずつですが、期間中は土日を除く21時から翌6時まで、上下1車線ずつの対面通行となります。
また、7月26日と27日の各日21時から翌6時は、静清バイパス下りの清水IC入口・出口が閉鎖される予定です。この時間帯に清水ICを利用する際は、バイパス上り側に回ることになります。
清水立体事業区間は、高架の専用部が設計速度80km/h・4車線、地上の街路部は設計速度60km/h・4車線の計8車線で整備されます。
渋滞がより激しい上り(東京方面)の工事を優先して進めており、まず、2026年春頃に上りが開通する見通しです。