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クルマから伸びる「ナゾの棒」いる? いらない?「ヘタクソ棒なんて言わせない!」“超便利アイテム”に寄せられた意見とは

くるまのニュース 2023年6月27日 20時10分

バンパーの前方から生える「アンテナのような棒」について、SNSなどではさまざまな意見が寄せられています。

■「下手っぴの証」!? とんでもない! 最高に便利なスグレモノ

 かつて、フロントバンパーの端に「アンテナのような棒」が生えているクルマをよく目にしました。

 このパーツについて、SNSなどではさまざまな意見が寄せられています。

 このフロントバンパーに装着された棒の正式名称は、「フェンダーポール」または「コーナーポール」。人によっては「ヘタクソ棒」や「下手っぴ棒」などと呼ぶこともあったようです。

 基本的に、運転席から対角となるフロントバンパーの端に装着するもので、運転席から見えにくい車体前方の距離感や車幅感覚がつかみやすくなり、クルマの運転をサポートするほか、駐車時には壁などにより近く寄せることが可能になる優れたアイテムです。

 クルマのフロント部分の長さや車幅の間隔は、ある程度そのクルマを運転して慣れないとなかなかつかめないもの。

 とくに最近のクルマは空気抵抗の低減などを目的として流線的なデザインが採用される傾向があり、ボンネットやフロントを運転席から目視できないモデルも数多く存在します。

 そんな状態では、狭い駐車場などでクルマの取り回しに苦労してしまいますが、フェンダーポールを装着しておけば車幅や車の先端がどこまであるのか分かるため、安心してクルマを動かすことができるのです。

 そんなフェンダーポールは、走行性能にはとくに影響をおよぼさない便利なパーツであり、付けて損のないアイテムと思われますが、近代では装着するクルマは減少傾向にあります。

 これについて、SNSなどではさまざまな意見が聞かれます。

 その内容を見ると、「アンテナじゃないんだ…」「旗をつける棒だと思ってた」と、フェンダーポールの付いたクルマの減った現代らしく、その存在を初めて知ったという声も多く寄せられましたが、その一方では「付けてみたら凄く良かった!」「狭い所での取り回しでは本当に便利」「実際に使ってみるとありがたい装備の典型です」などと、体験したところ便利で良い装備だったというコメントも多く見られました。

 また、「最近のクルマはボンネットが全く見えない!」「見切りの悪いデザインが一般的な今こそ必要な装備かも」と、むしろ現在のモデルはフェンダーポールを付けるべきだとする意見も。

 さらに、「友人から『下手くその証』と笑われた…」と、イメージの悪さを憂う声がある一方で、「『ヘタクソ棒』の通称がフェンダーポールの印象を悪くした」「安全を最優先する人は偉いよ!『尊敬棒』と言おう」「クルマを上手に扱う人が付けるんだから『上手い棒』だと思います」などの、通称を変えることでフェンダーポールの便利さを伝えようと提案する人もいました。

 そのほか、「コーナーセンサーやカメラなど先進的な装備が一般化したから、もう役目を終えたのかな」「個人的にはソナーよりもポールの方が使いやすいんだけどね…」と、クルマの装備や時代の進歩に思いを寄せる声があったほか、「僕はヘタクソ棒を左右前後に付けてます。駐車場が狭いので」という、運転席の対角部分のみならずクルマの四隅に4本のポールを付けている人からの投稿も印象的でした。

※ ※ ※

 現在フェンダーポールはオプション設定のある車種が減っており、また純正品は約3万円程度と決して安くない価格ですが、後付するタイプであればホームセンターや通信販売で1000円前後でも見つけることが可能です。

 もちろん純正品と違い、夜間に光らなかったり、バンパー内に収納されないなど性能の違いもありますが、安全運転に効果を発揮する有益なアイテムです。

 コーナーセンサー類を装備していないクルマに乗っている人は、フェンダーポールを取り付けることを検討してみても良いのではないでしょうか。

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