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「えっ…私のクルマ臭すぎ!?」 車内に残った“ニオイ”どうすれば解消できる? 最強「消臭方法」とは!

くるまのニュース 2023年7月12日 20時10分

クルマの中はどうしても匂いがこもるもの。車内で食べた物などの匂いが車内に残ってしまうこともあります。こうした匂いは一体どうすれば早く消すことができるのでしょうか。

■車内の効果的な「消臭方法」は?

 クルマの中は密閉空間ですので、構造的にどうしても“匂い”がこもるもの。

 車内で食べた物や、クルマ用のゴミ箱などから出た匂いが車内に残ってしまうこともあるでしょう。

 こうした「車内にこもった匂い」は、一体どうすれば早く消すことができるのでしょうか。

 基本的なことですが、車内に充満した匂いを早く消すには、まず空気を入れ替えるための「換気」が重要になります。

 窓を開けたり、空調を「外気導入」に切り替えて、外の空気を車内に取り入れましょう。またその際には、窓を開けるだけでなくクルマを走行させるとより効率的に換気できます。

 しかしそこで気になるのが、全ての窓を「全開」にするべきか、それとも限られた窓だけ少しだけ開ける「半開き」にした方が良いのかという点でしょう。

 効率的な車内の換気方法について、自動車ディーラーに勤務する整備士に話を聞いたところ、以下のような回答がありました。

「クルマの構造を考えますと、車内の対角線上となる窓を“少しだけ開けて”走行するのが効果的だと考えられます。

 その理由ですが、対角線上の窓を少しだけ開けることで、空気が効率的に排出される“流れ”を車内に作ることができるからです。

 ですので、例えば運転席と後席左、助手席と後席右といった形に対角線上の窓を少し開けることで、前方から後方へと風が効果的に流れて空気が入れ替わるようになります」

 では、全ての窓を全開にすることはすすめられないのでしょうか。

「たしかに全部の窓を全開にして走行しても車内の換気をすることは可能ですが、それはあくまでも温かい季節でのみ可能な手段であり、寒い時期などでは窓を全開にすることに抵抗があるでしょう。

 ですので、基本的に車内の換気をおこなう際には、対角線上の窓を少し開ける方法を取ることで効果的に空気を入れ替えることができ、車内の匂いも早く無くなります」

 どうやら天気の良い日や比較的暖かい季節であれば、窓を全開にしても大きな問題はなさそうですが、天候が悪かったり寒いシーズンの際には、窓を対角線に開けるだけでも気流の力によって効果的に換気ができるということでした。

■匂いの解消には「道具」を使うという手段も

 車内にこもった匂いの解消方法には、他にどのような方法があるのでしょうか。

 自動車販売店のスタッフによると、「手軽な手段としてはカー用品店などで購入できるクルマ用の消臭剤を使用することですが、匂いの根本から徹底的に消臭するのであれば専門の業者に依頼し、クルマの車内をしっかりクリーニングすると良いでしょう」との回答でした。

拭き取るだけでは、ニオイは落ちません…

 クルマ用の消臭剤には駐車中に車内に匂いがこもるのを防ぐ働きがあり、価格は500円から1000円程度。

 ダッシュボードやドリンクホルダーなどに設置するタイプのほか、エアコンの吹き出し口に取り付けるクリップタイプもあり、国内外の様々な車種に対応しています。

 そして専門業者によるクリーニングですが、本格的な作業の対処方法となるだけにその効果は高く、清掃内容にもよりますが車内にこぼした飲み物やペットの毛など、匂いの根本的な原因から除去してくれます。

 価格は作業の規模によって異なり、手軽な内容であれば数千円、クルマを丸ごとクリーニングするとなると数万円と高額な費用が必要になるケースもあります。

 しかし愛車を長くキレイに保ちたいのであれば、定期的にクリーニングするのも良いでしょう。

※ ※ ※

 暑くなるこれからの季節は、車内に残したゴミが温められて強い匂いを発してしまうこともあります。

 すでに残ってしまった匂いの解消だけでなく、事前に原因となりうるものを車内に放置しないよう注意し、長期的に快適なカーライフが送れるよう意識していきましょう。

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