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新東名~島田市街の「ボトルネック解消」が見えてきた!? 国道1号BP「新大井川橋」まもなく完成 4車線化に向け工事進む

くるまのニュース 2023年7月5日 16時10分

静岡県島田市の大井川に架かる国道1号島田金谷バイパスの新大井川橋が、まもなく完成を迎えます。ここではどのような事業が進んでいるのでしょうか。

■島田金谷BPで進む4車線化事業

 国土交通省中部地方整備局浜松河川国道事務所は2023年7月3日、国道1号島田金谷バイパスで建設を進めてきた新大井川橋(静岡県島田市)の完成式を29日に開催すると発表しました。

 この新大井川橋の現場では、どのような事業が進んでいるのでしょうか。

 島田金谷バイパスは静岡県の島田市野田(野田IC)と掛川市佐夜鹿を結ぶ延長10.4km・信号なしの道路です。大井川は現在2車線(片側1車線)の新大井川橋で渡ります。バイパスは東側(野田IC)で国道1号藤枝バイパス、西側で国道1号日坂バイパスにそれぞれ直結しています。

 2005年3月に静岡県内を東西につなぐ国道1号の4バイパス(藤枝・掛川・磐田・浜名)が無料化されて以降、島田金谷バイパスの交通量は増えており、ボトルネックの新大井川橋は朝夕を中心に渋滞しているといいます。

 さらに新東名高速の開通以降、新大井川橋は島田市街から新東名・島田金谷ICに向かうルートにもなり、さらに西側の菊川ICでは静岡空港や御前崎港につながる地域高規格道路「金谷御前崎連絡道路」にも接続予定であることから、今後さらに重要さが増します。

 そこで、2車線で開通していた島田金谷バイパスは、2012年度から4車線化の事業が進められてきました。

 現在は下り線の新大井川橋西詰から大代IC付近のみが2車線に拡幅されていますが、2024年度には、新大井川橋を含む旗指IC~大代IC間が4車線に拡幅される計画です。

 新大井川橋は、既存の橋の南側に並行して新しい橋が架けられ、既存の橋が上り線、新しい橋が下り線になる予定です。

 浜松河川国道事務所によると、島田金谷バイパスが4車線化した場合、野田IC~菊川IC間の所要時間は上下線ともに今より7分短い11~12分程度になる見込みです。

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