トヨタの米国法人が2023年7月6日、次期型「ランドクルーザープラド」を示唆するティザー画像を公開しました。噂される新型“プラド”について、同様に復活が期待される「ランドクルーザー70」とともにアンケートを実施しました。
■40年近く生産が続く長寿モデル「ランドクルーザー70」
トヨタの米国法人は2023年7月6日(現地時間)、新型「ランドクルーザープラド」を示唆するティザー画像を公開しました。
新型が待望されるランドクルーザープラドと、同じく復活の噂がたびたび聞かれる「ランドクルーザー70」について、ユーザーはどのような点が気になっているのか、SNSを通じてアンケート調査をおこないました。
今から70年以上前の1951年、当時の警察予備隊(現:自衛隊)向けに計画された四輪駆動車から始まったトヨタ「ランドクルーザー」(ランクル)シリーズ。
多彩なラインナップが展開されていったなかで、1984年に誕生したのが「ランドクルーザー70」です。
当初は3ドア・ショートボディのみの設定でしたが、1990年には5ドア・ロングボディが誕生しています。
このロング版を用いた乗用ワゴンモデルが派生し、初代ランドクルーザープラドへと発展しています。
その後ランドクルーザープラドはモデルチェンジで独立。乗用車志向を強め、大型化とともに高級路線に舵を切りました。
現在販売されているランドクルーザープラドは、2009年に登場した4代目。
クリーンディーゼルエンジン仕様を追加したり、先進運転支援機能を搭載するなど、たび重なる改良を実施してきましたが、すでにデビューから14年が経過しています。
そのためここ数年はフルモデルチェンジの噂もあがっていたなか、米国のティザー発表などから、いよいよ新型登場が現実味を帯びてきたようです。
一方でランドクルーザー70は、今も生産を継続しています。
主に悪路が多い海外の国や地域で、シンプルで実用的な造りと、他を寄せ付けない走破性や耐久性の高さなどが支持され、一定の需要を集め続けたからです。
国内では2004年に販売を終えていますが、デビュー30周年を記念した2014年8月には、およそ10年ぶりとなる復活モデルが国内でも登場し、約1年間の限定販売が行われています。
その後も改良を重ねながら、2023年現在も海外市場向けに販売が続けられる長寿モデルとなりました。
なお復活版のランドクルーザー70は、2023年現在も中古車市場では新車価格並みかそれ以上の販売価格で取り引きが行われているほど、根強い支持を集めています。
そのため国内においても、ランドクルーザー70を再び復活して欲しいとする意見がSNSなどで多く聞かれます。
■高級な「プラド」とシンプルな「70」どっちが好み!?
アンケートでは「新型ランドクルーザープラドと、再々復活が期待されるランドクルーザー70のどちらが欲しいか」について質問したところ、4割以上の回答者が再々復活版のランクル70が欲しいと回答しています。
ランクル70を支持する理由について「(プラドより小柄で)使い勝手が良い」「日本でちょうどいい」など、ほど良いサイズ感を支持する声が多いようです。
また、モデルチェンジごとに高級志向を強めるランドクルーザーやランドクルーザープラドに対し「ランクルはシンプルな70だけあれば充分だ」とし、ランドクルーザー70を再評価する声も見られました。
一方で、回答者の5割以上が支持したのが、ランドクルーザープラドでした。
プラド派の意見としては「3列シートもあり実用的」「(現行型はランドクルーザー300に比べ)そこまで高くない」「サイズや価格にふさわしい性能や質感をバランス良く備えている」など、コストパフォーマンスの高さや、完成度の高さに言及するコメントが寄せられています。
ただし新型の概要などはまだ発表されておらず「期待感が高い」としながらも「価格の高騰が気がかり」とする意見もあるようです。
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2023年7月上旬現在、新型ランドクルーザープラドについて、トヨタから正式な発売時期などはまだ明らかにされていません。
またランドクルーザー70の再々復活についてはあくまでも噂の域を超えず、2モデルとも先行きの状況については不明点が多いのが事実です。
今後トヨタから発表されるであろう新型情報には、引き続き目が離せません。