2022年9月に発売された新型「クラウンクロスオーバー」をタクシーとして採用している会社があります。どのような導入背景があるのでしょうか。
■乗りたい人多い? 「クラウンタクシー」とは
かつてトヨタ「クラウン」といえばタクシーとして採用されることが多い車種です。
最近で街中で16代目となった「クラウンクロスオーバー」をタクシーとして採用している光景も見かけるようになっています。
クラウンといば、同社を代表する長年愛されてきたモデルです。
またかつては「クラウンコンフォート」というモデルがタクシーとして採用されていました。
さらには個人タクシーとして歴代クラウンを採用する光景も見られます。
2022年7月には16代目となる「クラウンクロスオーバー」、「クラウンスポーツ」、「クラウンセダン」、「クラウンエステート」の4タイプが登場しました。
2023年7月現在、発売されているのはクラウンクロスオーバーのみとなっており、街中でも見られる機会が増えています。
それに伴い、クラウンクロスオーバーをタクシーとして採用する例が見られるようになってきました。
では、実際にクラウンクロスオーバーを採用している会社ではどのような経緯で導入したのでしょうか。
クラウンクロスオーバーを導入している会社のひとつサツキハウススマイルタクシーの小川氏は次のように話します。
「クラウンクロスオーバーの発売日に予約し、納車してからタクシーとして利用しています。
もともと、当社ではメルセデス・ベンツなどの高級輸入車をタクシーとして使用していました。
しかし国産車のほうが日本人に馴染みがあるということでクラウンを導入するようになりました。
また、ナビの操作性や日本の道に適していることも、クラウンをタクシーとして導入している理由になります」
■クラウンクロスオーバー、ユーザーからの反響は?
新たなクラウンタクシーの反響について、前出の担当者は次のように話します。
「新型クラウンは話題性もあり好評です。
お客様からは『後席が狭くなく、快適で乗り心地がいい』という声をいただいています。
また、『クラウンクロスオーバーに1度乗ってみたい』、『購入前にどのようなクルマなのか観たい』というお客様もいました。
医者や経営者の利用が多く『安全性が高いクルマで安心して長距離移動をしたい』といった人に人気があります。
もちろん、利用料金はほかのタクシーと変わらないため、通常利用するお客様も多く『質感がいい』などとお声をいただいています」
それでは、今後もタクシーとして新型クラウンを導入するのでしょうか。
「現在は2台のクラウンクロスオーバーを使用しており、今後追加で2台納車予定です。
他の新型クラウン3車種(スポーツ/セダン/エステート)についても導入を検討しています。
情報が出て、販売店などで詳しく話を聞き、タクシー利用に適するクルマであると判断した場合には、導入をする可能性があります」
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新たなクラウンクロスオーバーのタクシーは好評なようです。
今後登場するスポーツ/セダン/エステートがタクシーとして採用されるのか、注目です。