音楽を聞いていて「サビの部分でナビの音声ガイダンスに遮られた」という経験をした人がいるかもしれません。なぜ音楽を遮る動作となるのでしょうか。
■ナビの音声が音楽を遮ってしまうのはなぜ?
ドライブ中に音楽を聞いていて「サビの部分でナビの音声ガイダンスに遮られた」という経験をした人がいるかもしれません。
なぜ音楽を遮る動作となるのでしょうか。またそれらの動作を変更することは出来るのでしょうか。
カーナビといえば、運転者が目的地までスムーズに到着するために欠かせない装備です。
一方で、ナビの音声はオーディオで流れている音楽やラジオなどをかき消して、音声ガイダンスを流します。
そのため、「音楽がいいところだったのに、ナビに遮られた」と不快に感じたという経験がある人もいるかもしれません。
それでは、なぜナビの音声はオーディオの音を遮る仕様になっているのでしょうか。
ホンダのオーディオ関連を展開するホンダアクセスの担当者は次のように話します。
「ナビの音声はルート案内など安全走行上必要になるので、オーディオの音を絞って流れるように設定されています。
また、ナビの音声は運転者に情報を伝えるために作られています。
そのため、運転席側にスピーカーから流れるクルマが多く、同乗者にはそこまで大きい音量では流れないようになっています」
安全に走行するうえでナビの音声は必要になりますが、音量を極力まで小さくして他のオーディオの音を遮らずに運転をすることもできます。
また、設定によってはナビの音声を解除することも可能です。
それでは、ナビの音声が聞こえないように設定したり、解除して走行しても良いのでしょうか。前出の担当者は次のように話します。
「ナビの音声は運転上必要になる情報を運転者に提供しているので、ナビの音声を消すというのはあまりよろしくありません。
しかし、最近ではETCなどからでも広域の道路情報が音声として聞くことが可能であるため、運転者が求める情報に応じてナビの音声を抑えるということも可能です。
他にも、走行している都道府県が切り替わった時の音声や走行距離の記念距離メモリーなどのアナウンスもあるため、運転の邪魔だと感じる場合は設定によって音声を解除するのもいいでしょう」
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ドライブ中に聞いていた音楽やラジオを遮られてしまい不満に感じる人もいるかもしれません。
そのためナビを遮断する機能をオフにする方法もありますが、必要な情報に応じてオン・オフの設定をすることが重要です。