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長~い“博士トンネル”でクネクネ解消! 国道401号「博士峠工区」9月開通 冬期通行止め解消

くるまのニュース 2023年8月3日 16時10分

福島県の会津若松市と昭和村を結ぶ国道401号の「博士峠工区」が、2023年度に開通する予定です。

■冬期通行止めが解消

 福島県は2023年7月26日、バイパス建設を進めてきた国道401号「博士峠(はかせとうげ)工区」が9月10日15時に開通すると発表しました。

 国道401号は福島県の会津若松市を起点とし、会津美里町、昭和村、南会津町、桧枝岐村、群馬県片品村を経由して沼田市に至る路線です。途中の福島・群馬県境にまたがる尾瀬の区間は分断されています。

 この国道401号は会津若松市と昭和村を結ぶ唯一の路線ですが、その途中にある博士峠付近は道幅が狭かったり、急カーブや最大12%の急勾配があったりと、クルマで走りにくい山道が続きます。また、冬期は通行止めとなるため、特に昭和村から会津若松市への救急搬送時は大きな迂回を強いられている状況です。

 博士峠では、これらの課題を解消するため2013年度からバイパスや道路改良の事業が進んでいます。

 博士峠工区の事業区間は、山道の現道を一気に通過する博士トンネル4503mと、現道を走りやすく改良する2.7kmなどを合わせた約7.5kmです。道路は幅員8m(トンネル部7m)、車道2車線、設計速度40km/hで整備されます。

 博士峠工区の開通について県は「地域間の連絡機能強化及び救急医療機関へのアクセス向上、会津地方の地域振興が図られるものと期待しております」としています。

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