近年、デートやお出かけのスポットとして人気を高めているのが「ドライブイン」です。ドライバーが休憩したり、食事を取ることが目的の施設でしたが、ここ最近は、“レトロ”さを楽しめるスポットとしても注目されて人気が高まっているといいます。
■近年人気の高まる「ドライブイン」とは
近年、デートやお出かけのスポットとして人気を高めているのが「ドライブイン」です。
ドライブインとは、ドライバーが休憩したり、食事を取ったりできる施設のことで、とくに長距離ドライバーからは貴重な休憩場所として重宝されています。
一昔前は日本各地に数多くのドライブインが存在しましたが、コンビニの増加によってその数は減少。
しかし近年は、“レトロ”さを楽しめるスポットとしても注目されて人気が高まっており、週末になるとたくさんの車で混雑するほどの大人気ドライブインもあります。
今回は人気のドライブインの中から、群馬県藤岡市にある「ドライブイン七輿（ななこし）」を紹介します。
ドライブイン七輿は、群馬県藤岡市の北西部（市中心地の西側）となる、県道173号線と県道174号線に挟まれた田園地帯にあります。
ここは近隣に国指定史跡の「七輿山古墳（ななこしやまこふん）」が存在しており、ドライブイン七輿の名前もこの古墳にちなんで名付けられました。
ドライブイン七輿は、平仮名で書かれた「ななこし」の看板が目印。
富岡市方面から県道174号で来ると、ドライブインの建物が木々に隠れて見えにくいため、うっかり通り過ぎないように注意が必要です。
到着して眺めた外観は、想像以上に「昭和感」が漂っており、レトロを通り越して「営業しているのかな？」と不安にもなるシブい佇まいに圧倒されます。
さらに夜中に来ると、まるで世間の時間の流れから取り残されたような不思議な感覚が味わえ、ついつい何度も足を運びたくなる魅力を持っています。
そんなドライブイン七輿ですが、多くの人が訪れる理由のひとつが、店内に並ぶさまざまな「食事を提供する自販機」だといいます。
メニューはハンバーガーにラーメン、うどん、トーストなどバリエーションも豊富。
このような食事が出てくる自販機は、以前は高速道路のサービスエリアにも数多く設置してありました。しかし今ではかなり数を減らしてしまっているので、懐かしさを感じる人も多いのではないでしょうか。
これらのメニューの中でも筆者（大西トタン）が個人的に好みなのが「チーズバーガー」。
お金を入れてボタンを押すと、電子レンジで温められたハンバーガーが出てきます。
熱すぎるほどホカホカに温められたバンズは“しなしな”なのですが、むしろこれが一定の年齢以上の世代にとっては「懐かしい」と感じる瞬間なのです。
厚切りのチャーシューが2枚入った「チャーシュー麺」も、ドライブイン七輿で人気が高いメニューです。
最初はスープと湯が混ざり切っておらず、具材もチャーシュー以外は麺の下に沈んでいるので、まずは箸で全体をよく混ぜてから食べるとより美味しく食べられるでしょう。
そんなドライブイン七輿では、ステッカーやキーホルダーなどのオリジナルグッズも販売しています。遠方から訪れた際は記念に購入してみるのもいいですね。
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今回は、群馬県藤岡市にある人気スポット「ドライブイン七輿」を取り上げましたが、群馬県にはほかにも自販機食堂（伊勢崎市）やオレンジハット（藤岡市、伊勢崎市、太田市）など、レトロ自販機のあるスポットが存在します。
それぞれのスポットには異なる特徴と魅力があるため、デートやお出かけの際には目的地として回ってみるのも楽しいでしょう。