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全長4m切りの「小さな高級車」あった! 小型車超え「豪華内装」採用の上質コンパクト「ベリーサ」再評価の声多数!? 反響は?

くるまのニュース 2023年8月11日 16時10分

マツダが2004年に発売したコンパクトカー「ベリーサ」について、SNSなどではさまざまな意見が投稿されています。

■「上質コンパクト」先駆けモデルに「懐かしい」「あこがれた」の声も

 現在、ベーシックなコンパクトカーにもオシャレで上質な内装を採用したモデルが増えてきましたが、マツダは2004年に上質さを追求したコンパクトハッチバック「ベリーサ」を発売していました。
 
 このクルマについて、SNSなどではさまざまな意見が投稿されています。

 マツダ「ベリーサ」は2004年6月に発表された5ドアハッチバックで、上質さやこだわりを持つ人をターゲットにしたといいます。

 ボディサイズは全長3975mm×全幅1695mm×全高1530mmで、パワートレインは1.5リッターガソリンエンジン+4速ATのみ、駆動方式はFFのほかに、悪路での緊急脱出用駆動用モーターを後輪に組み合わせる「e-4WD」をラインナップしました。

 エクステリアは伸びやかなラウンドシェイプを基調とし、上質感を際立たせたせたほか、Aピラーはブラックアウトさせることで落ち着いた雰囲気を持たせ、当時販売されていたコンパクトカーのなかでは高い質感を持っています。

 一方で、インテリアはベリーサ最大の特徴ともいえ、コンパクトカークラスを超えた高い質感の仕上がりとなっています。

 ハーフレザーシートやウッド調パネルを装備するパッケージオプションを設定したほか、2015年末の販売終了までいくつかの改良を実施し、ほぼ毎回にわたり内装にも手が入っています。

 内装色では、例えば2005年6月ではベージュが追加。翌2006年ではブラック&ブラウンを追加。さらに2010年でもコーラルブラウンおよびブラック&サンドが追加されています。

 当時のコンパクトカーのみならず高級車を除いた多くのモデルでは、多彩なインテリアカラーを用意することはまだ珍しく、なかでもベリーサはシックなカラーを数多く用意していました。

 さらに、さまざまな特別仕様車を用意していたことも特徴で、2005年12月発売の「ブラウン コレクション」では、ダークブラウンのハーフレザーシートを装備したほか、2011年11月発売の「クラッシー スタイル」では、サンドベージュの専用インテリアをあしらいました。

 モデル末期の2015年4月に登場した「ノーブル・クチュール」では、刻印およびステッチ入り専用ワインレッドレザーシート、レッド合皮のドアトリム、ステッチ入り本革ステアリングなどを専用装備。元々高級感の高いベリーサですが、インテリアにレザーを多用しさらに豪華に仕上げています。

 そんなベリーサについて、SNSなどではさまざまなコメントが投稿されています。

 特に、元オーナーと思わしきユーザーからの感想が多く、「このクルマ良かったよ」「今思えば良い車でした」「フロントシートは座面が大きくクッションもたっぷりしてたから乗り心地良かった」など、コンパクトカーとして上質さを追い求めたパッケージングを評価する意見が見られます。

 中には、「免許取って初めて買った車がベリーサのLパッケージでした。内装の質感は今のマツダ車にも勝るとも劣らず、本当に良いクルマでした。後継、出て欲しかったですね」や「ギリギリまで購入を迷ってた名車」「最初の愛車にしたかったけど予算オーバーで諦めた思い出。走ってるのを見ると今でも良いなと思う」など思い出に浸る人も。

 また、「マツダは伝統的にコンパクトカーがベースの高級仕様車を作っていますよね。ベリーサ以降はMX-30がそれに当てはまるのかな」「マツダの今のクルマづくりに通じますね」など、現行マツダ車とも共通性を感じるという意見もあります。

※ ※ ※

 ベリーサの後継モデルは登場していませんが、現在マツダは内装にこだわりをもったモデルを多くの車種に用意し、ほかのコンパクトカーとは違った魅力を持たせています。

 なお、大手中古車サイトではベリーサがおよそ200台前後が販売され、価格帯も幅広くラインナップされています。

 しかし、初期モデルでは登場から20年ほどが経過しており、さまざまな消耗品の交換サイクルを迎えていると考えられるため、もしどうしてもベリーサが欲しくて中古車を探すのであれば、程度やメンテナンス履歴を吟味の上で選んだほうが良さそうです。

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