メルセデス・ベンツは、新型ミディアムサイズバンシリーズを発表しました。この中には乗用モデルとなる「Vクラス」がありますが、さらにその中に設定された「マルコポーロ」というキャンピングカーモデルがあります。どのようなモデルなのでしょうか。
■めちゃオシャレでラグジュアリーなベンツ新型「Vクラス マルコポーロ」が登場
メルセデス・ベンツは、2023年7月27日に新型ミディアムサイズバンをドイツ本国で発表しました。
ミディアムサイズバンは、日本でも展開されている乗用モデル「Vクラス」をはじめ、BEV(バッテリーEV)乗用モデル「EQV」、商用モデル「ヴィト」「eヴィト」が属するシリーズです。
中でもVクラスに用意された、高級キャンピングカー仕様「Vクラスマルコポーロ」とは、どのようなモデルなのでしょうか。
Vクラスは1996年にデビューした商用バン「ヴィト」の高級モデルとして登場し、日本では1998年に発売されました。
現行型は、2014年に発表された3代目。今回のモデルチェンジではエクステリアのラジエーターグリルが大型化し、同社の最上級セダン「Sクラス」にも似た、迫力のあるデザインへと進化するなど、デザインや運転支援機能を刷新されました。
そんな新型Vクラスのバリエーションの中に「マルコポーロ」というモデルが存在しています。同モデルは、Vクラスをベースにした高級キャンピングカーです。
ラジエーターグリルにはLEDライトバンドを採用。後部には「メルセデス・ベンツ」のロゴが入ったクロームトリムストリップを装備しています。
さらにルーフ部分にはポップアップルーフテントを搭載し、こちらでも就寝が可能となっています。
何より豪華なのがインテリア。車内には高級感のあるシートに加え、2口のコンロやシンクなどが備わるキッチンや収納式のテーブルなどを配置します。
またフロアパネルにはウッドデッキのような装飾を施しており、ゆったりくつろげそうな空間になっています。
車内の灯りにもこだわりがあり、車内を一律に照らしてくれる「アンビエント照明」を採用しています。また今回のモデルチェンジでは、「マルコポーロ」に初めて2つの12.3インチワイドスクリーンディスプレイが搭載されました。その他、車両左側にスライドドアを標準装備するなど、豪華な車両に仕上がっています。