経産省資源エネルギー庁が、ガソリン店頭価格を発表しました。レギュラー全国平均は、12週連続の値上がりです。
■先週から3.6円アップ
経済産業省資源エネルギー庁は2023年8月9日、レギュラーガソリンの7日時点の店頭小売価格(消費税込)を発表しました。
全国平均は1リットルあたり180.3円で、先週(7月31日)から3.6円高くなりました。
12週連続の値上がりです。この平均価格は過去1か月間で7.0円上昇しており、さらに、180円台となったのは2008年8月以来、約15年ぶりです。
都道府県別にみると、47都道府県すべてで値上がりしています。
店頭価格で最も安かったのは岩手と兵庫で175.3円、次いで青森と埼玉176.4円、徳島176.7円です。
一方、最も高かったのは長野で189.9円、次いで山形186.7円、鹿児島185.8円でした。
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原油価格の高騰を受け、政府は2022年1月から石油元売り企業に補助金を出す価格抑制策を実施しています。
対象はガソリン・軽油・灯油・重油です。補助金は、2023年5月の1リットル上限25円を基準に6月以降は補助率を9割、8割と2週間で1割ずつ引き下げていき、9月末に終了となります。
経産省によると、補助金がない場合のレギュラーガソリンの全国平均小売価格は、8月14日時点で195.5円まで上がると見ています。
このような状況を踏まえ、補助金の支給単価は9.1円でしたが、あす10日から12.0円に増額されます。