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全長5.3m超で2000万円! トヨタの「最高級セダン」がスゴい! “高級ソファ”搭載した「センチュリー」の贅沢空間とは?

くるまのニュース 2023年8月17日 18時10分

トヨタ最高峰のクルマといえば「センチュリー」です。ショーファーカーである同車は、後席が特に充実しているといいますが、どのような特徴があるのでしょうか。

■「センチュリー」の後席がホントにスゴい!

 トヨタの最高級セダン「センチュリー」は、国内最高峰のショーファーカーとしても知られています。
 
 ショーファーカーとは、オーナーが後部座席に乗車することを目的としたクルマのことで、最近ではトヨタの高級ミニバン「アルファード」が用いられることも多いのですが、それでもやはりセンチュリーは別格といえ、トップに君臨しているといえるでしょう。
 
 そんなセンチュリーは、後席を重視した豪華な内装が特徴です。どのような仕様なのでしょうか。

 現行モデルのセンチュリーは2018年にフルモデルチェンジした3代目。ボディサイズは全長5335mm×全幅1930mm×全高1505mmとなり、2代目モデルよりもホイールベースが65mm延長された分は後席スペースの拡大にあてられており、ゆとりある後席空間を実現しました。

 またドア開口を高く、車内の足元をフラットにすることで、乗り降りの際の立ち居振る舞いが美しく見えるよう配慮しているといいます。

 センチュリーのインテリアは、本杢(ほんもく)オーナメントで前後席の空間を区切りながら「折り上げ天井様式」(居室の天井の中央部を上方へ一段高く凹ませる建築様式)を取り入れ、天井には卍(まんじ)を組み合わせた紗綾形(さやがた)崩し柄の織物をあしらうなど、贅を尽くしたデザインが特徴です。

 後席の乗員を最重視したセンチュリーですから、リアシートの快適性にもこだわっています。シートは肌触りの良いウールで織り上げたファブリック仕様(瑞響)と、柔らかな本革仕様(極美革/メーカーオプション)を設定しました。

 クッションにコイルばねを使用することで、高級ソファのような座り心地を実現しつつ、ロングドライブで疲れにくい姿勢をとることが可能。路面から伝わる振動もシャットアウトして、極上の移動空間を提供します。

 なお、後席左側は、前席後部に設置された電動オットマンに加え、リフレッシュ機能付(左後席のみ)電動リアシートを採用。背もたれ面に内蔵したエアブラダー(空気袋)を膨張させることで肩から腰までを押圧し、心地よい刺激が得られるシートとなっています。

 また、後席(左右)には、シートヒーターとベンチレーション機能(本革シート)が備わり、常に快適な環境で移動することが可能です。

 移動中のエンタメにもこだわり、11.6インチリヤシートエンターテインメントシステムをタワーコンソールに設定するとともに、後席が最高のリスニングポイントとなるように20個のスピーカーを最適に配置し、まるで「走るコンサートホール」のような臨場感あるサウンドが楽しめます。

 なお、11.6インチの大型ディスプレイにはコントラストを最適化する液晶AI機能が搭載され、モニターに映る映像の明るさを自動的に判別することが可能です。

 また、後席アームレストには7インチの大型タッチパネルが備えられており、オーディオやエアコン、シート、リフレッシュ機能、カーテンなどが自在に操作できます。

 現行センチュリーは、同車初のハイブリッドシステムを搭載。5リッターV型8気筒エンジンと組み合わせることで、ショーファーカーに求められるスムーズで余裕の走りと高い環境性能を両立しました。

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 そんなセンチュリーの価格(消費税込)は2008万円と、トヨタ車最高額となっています。

 メーカーオプションとして、前述の本革シート(55万円)のほか、リアドアカーテン&電動式バックウインドウカーテン(16万5000円)、寒冷地仕様(2万9700円)、スペアタイヤ(5万4450円)が設定されますが、必要な装備はほとんどが標準で装着済みです。

 ちなみに、センチュリーの運転席は比較的シンプルなデザインで、ドライバーが運転に徹することができる環境が整っています。

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