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えっ…? 「美しい2人乗りスポーツ」が凄い! マツダ車に見えない見た目に驚愕!? 顔が変わる「シンプソン」とは

くるまのニュース 2023年8月29日 11時50分

マツダ「ロードスター」を、往年の名車のようにカスタムしたアメリカのカーデザイナーが話題となっています。デザインにはどのような特徴があるのか。

■まるで「クラシックカー」なロードスターを発見!

 「世界で最も多く生産された2人乗り小型オープンスポーツカー」としてギネスブックにも掲載されているマツダ「ロードスター」。
 
 そんなロードスターを、往年の名車のようにカスタムしたアメリカのカーデザイナーが話題となっています。

 ロードスターは、1989年の登場から現在に至るまでの累計生産台数が100万台を超えるなど、まさにライトウェイトスポーツカーの金字塔とも言うべき存在です。

 初代となるNA型、1998年に登場したNB型、2005年に登場したNC型、そして2015年に登場した現行モデルのND型と、ロードスターはそれぞれの世代に熱烈なファンがいることも大きな特徴です。

 また、海外での人気も高く、北米やアジアはもちろん、ライトウェイトスポーツカーの本場である欧州でも高い評価を誇っています。

「世界で最も多く生産された2人乗り小型オープンスポーツカー」としてギネスブックにも掲載されているロードスターは、状態の良い個体が比較的入手しやすいモデルであることから、カスタムを楽しむためのベース車両となることもめずらしくありません。

 これまで、ロードスターをベースとしたさまざまなスタイルのカスタムカーが登場しているなか、アメリカのカーデザイナーであるジム・シンプソン氏が立ち上げた「シンプソン・デザイン」では、ロードスターを往年の名車のように変貌させたカスタムカーを提案し、話題を集めています。

 シンプソン・デザインでは、NA〜NC型をベースとした全7種類のカスタムロードスターを提案しています。

 それぞれを見ていくと、1957年式ロータス「X」をモチーフにした「スイフト」、アストンマーティン「ザガート」と「DB4 GT」からインスピレーションを受けたという「イタリア 3 GTZ」。

 フェラーリ「250 SWB」をイメージした「イタリア 3 SWB」と同じくフェラーリの「275 GTB」をイメージした「イタリア クラシック」といった、往年の名車をオマージュしたモデルが目立ちます。

 さらにはランチア「ナルディ ブルーレイ」を模した「ブルーレイ」、イソ「グリフォ」を意識した「マンタ レイ」。

 それぞれのモデルを見ると、わずかにロードスターの面影を残してはいるものの、その佇まいは一般的なロードスターとは明らかに一線を画していることがわかります。

 生まれながらのカーガイだというシンプソン氏は、ゼネラル・モータースの支援を受けて自動車整備を学んだあと、フェラーリなどの欧州自動車メーカーに務め、1975年にシンプソン・デザインを立ち上げています。

 1990年代にマツダの設計作業に関わったことで、ロードスターベースのカスタムカー製作を手掛けるようになったと言います。

 では、このカスタムロードスターを日本で走らせることは可能なのでしょうか。

 シンプソン氏は次のように話します。

「シンプソン・デザインのカスタムロードスターは、取り扱いのあるカーショップなどを通じて日本へも輸出することが可能です。

 ただ、アメリカでは日本仕様のロードスターを入手することが困難であるため、コンプリートカーというかたちではなく、各パーツをお客様自身で装着していただくことになるかと思います。

 シンプソン・デザインでは、お客様のロードスターの状態に合わせて各パーツを細かくカスタマイズするほか、各国の法規性についても対応するよう調整します」

 このように、シンプソン・デザインのカスタムロードスターはワンオフに近いかたちのものであることから、各モデルに決まった価格というものは存在しないようです。

 ただ、おおよその価格としては、ベース車両の価格に加えて300万円から400万円程度となることが多いようです。ちなみに、一部パーツのみの購入も可能とのことです。

※ ※ ※

 シンプソン・デザインのカスタムロードスターはこれまで100台以上が生産され、北米はもちろん、欧州などにも輸出されているようです。

 シンプソン氏は「かつて日本へも輸出したことがある」と話していますが、現存するかは不明だと言います。

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