2023年8月に開催された「インドネシア国際オートショー2023」で、ダイハツのインドネシア法人はコンセプトカーの新型「VIZION-F」を発表したほか、「アイラ」など同市場で展開する様々なクルマを展示。なかにはコンパクトなミニバン「シグラ」も含まれていました。どのようなモデルなのでしょうか。
■ダイハツ「コンパクトミニバン」登場
2023年8月10日から11日間にわたって開催された「ガイキンド(GAIKINDO・インドネシア自動車製造業者協会)インドネシア国際オートショー2023」で、ダイハツのインドネシア法人はコンセプトカーの新型「VIZION-F」や、ミニバンの「セニアLimited Edition」を発表したほか、「アイラ」など同市場で展開する様々なクルマを展示しました。
そのほとんどが日本ではラインナップされないクルマですが、なかにはコンパクトなミニバン「シグラ」も含まれていました。どのようなモデルなのでしょうか。
シグラは、2016年に登場したコンパクトなサイズの7人乗りミニバン。2022年5月まで25万7千台以上を販売しするなど、現地で支持を集めるクルマの一つです。
ボディサイズは、全長4110mm×全幅1655mm×全高1600mmと、かなりコンパクトながら3列7人乗りを実現。ホイールベースは2525mmで、最低地上高は180mmに設定されています。
エクステリアは、クラスを超えたエレガントでスポーティな仕上がり。インテリアは、シンプルで使い勝手の良いデザインとなっています。
パワートレインは、最高出力88馬力・最大トルク11kgmを発揮する1.2リッター直列4気筒エンジンもしくは、最高出力67馬力・最大トルク9.1kgmを発揮する1.0リッター直列3気筒エンジンを設定。これに組み合わされるトランスミッションは、1.0リッターエンジンで5速MTのみ、1.2リッターエンジンで5速MTと4速ATを選択可能です。
価格は、1.0リッターエンジン搭載車が1億3600万ルピア(約129万円)から、1.2リッター直列4気筒エンジン搭載車が1億5530万ルピア(約147万円)からです。
今回展示されたのは、2022年7月にマイナーチェンジを受けた、シルバーのモデルでした。
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シグラについては同市場でトヨタ版となる「カリヤ」も存在します。コンパクトながら7人乗車が可能と、日本でも需要のありそうなシグラですが、2023年9月現在日本導入などの情報はなく、国外専売車種となっています。