アメリカのオークション「Bring a Trailer」では、世界中の様々なクルマが競売に上がっています。最近では2016年式の日産「GT-R Nismo」が21万6000ドル(約3183万円)で落札されました。
■走行距離わずか109km! 極上のNISMO GT-Rが3000万円超え!
海外オークションには、世界中の様々なクルマが競売に上がっています。
2023年8月31日には、2016年式の日産「GT-R Nismo」が21万6000ドル(約3183万円)で落札されました。
GT-R(R35型)は日本を代表するスポーツカーの1台で、2007年にデビューしました。
「誰でも、どこでも、どんな時でも最高のスーパーカーライフを楽しめる」というコンセプトを元に、日産が誇る技術をすべて詰め込んだクルマです。
高性能なエンジンの生産は、匠と呼ばれる技術者が3.8リッターツインターボV型6気筒エンジンを組み上げます。
そこには、6速デュアルクラッチトランスミッションと4WDシステムが組み合わされます。
そんなGT-Rは、デビューから16年が経過した現在も、マイナーチェンジを繰り返しながら販売され続けています。
近年では特別仕様車「Premium edition T-spec」、「Track edition engineered by NISMO T-spec」が発表され、2023年4月には最新の「2024年モデル」が発売されました。
そんな様々な特別仕様車も存在するGT-Rですが、日産のパフォーマンス部門でもあるNISMOが手を加えたモデルは、特に人気が高く、中古車市場でも驚きの価格で取引されることも少なくありません。
今回オークションで発見されたGT-R Nismoは、2016年式モデルです。
カラーは「ソリッド・レッド」で、輝かしい赤が綺麗に磨き上げられています。
足元にはRAYS製の20インチのホイールを装着しており、外装は全体的に傷ひとつ見受けられない良好なコンディションです。
足回りの状態も良く、Brembo製のブレーキはキャリパーがオレンジに塗装されており、ホイールの間から姿を表しています。
内装の使用感は全くと言って良いほどなく、非常に綺麗な状態で保たれています。
タッチスクリーンの車内ナビシステムに加えて、シートヒーターや、Boseサウンドシステムが装備されており、パフォーマンスだけでなく、車内の快適性も整えられています。
しかし、このクルマの最大の注目ポイントは、走行距離がわずか68マイル(約109km)という点です。
新車時はアメリカ・カリフォルニア州へと納車されましたが、その後アラブ首長国連邦へと輸出されました。そして2023年5月には再びアメリカ・カリフォルニア州へと戻り、オークションにて販売されています。
このGT-Rは、2023年8月31日に216万ドル(約3183万円)で落札されました。