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1.2億円のレクサス車が凄い! オレンジボディが眩しい「極上車」現れる! 存在感ある「LFA No.354」の特徴は

くるまのニュース 2023年9月21日 11時50分

国産スーパーカーを代表するレクサス「LFA」。限定車ということもあり、中古車価格が大幅に高騰しています。

■500台限定のレクサス「LFA」とは

 レクサス「LFA」は、世界的にも自動車界に名を刻んだ名車として評価されている、まさに日本を代表する国産スーパーカーの1台です。
 
 500台という限定車ということもあり、中古車価格が大幅に高騰しているなかで、新たに1億2000万円を超える個体が発見されました。

 2010年に登場したLFAは、直前までF1にも参戦していたトヨタ・レクサスの技術の集大成というべく誕生しました。

 エンジンはヤマハ発動機との共同開発の新設計の4.8リッターV型10気筒のエンジンを搭載。最高出力は560PS、最大トルクは48.9kgf・mを誇ります。

 音楽事業も手がけるヤマハとの共同開発ということもあり、高回転まで回した際のエギゾースト音は、運転席に座ったドライバーだけでなく、その音を聞いたファンを魅了します。

 ボディサイズは全長4505mm×全幅1895mm×全高1220mmでボディの65%をカーボン素材、35%をアルミ素材で製造し、軽量化と高剛性を両立します。

 エクステリアはロングノーズ、ショートボディでスーパーカーらしさが溢れ出ており、技術的にも様々な仕掛けが設計されていました。

 リアサイドに設けられた独特の形状のエアインテークや、ディフューザーに配置された三角型の3本出しマフラーが独自性を出しています。

 これらは全て、デザイン性に優れているだけでなく、緻密な空力設計に基づいて設置されたもので、当時の海外のスーパーカーには見られなかった繊細な作りになっています。

 LFAは2010年から2012年にかけて、世界で500台限定生産となりました。販売価格は国内で3750万円と、国産車にしては高額でした。

 しかし、その販売価格にも関わらず、開発費用や製造コストを加味すると、トヨタは赤字を覚悟で製造していたようです。

 そんなLFAですが、世界的に非常に高い人気を誇り、海外のオークションサイトでは高値で取り引きされています。

■サンセット・オレンジのレクサス「LFA」とは

 今回、海外のオークションサイト「Bring a Trailer」に出品されているLFAは、2012年式モデルで製造された500台の内の354台目のクルマにあたります。

 エクステリアカラーは、サンセット・オレンジとなっており、非常に希少性が高いカラーで仕上げられています。

 インテリアもそれに合わせたオレンジ・アンド・サドルタンレザーとなっており、全く使用感がなく、良好なコンディションで維持されています。

 これに加えて、付属品にはブランド物のバッグや、レーシンググローブなども付いており、購入者にはより特別感を与えることでしょう。

様々付属品がついている今回の個体(Photo:Bring a Trailer)

 そんな希少性も高く、注目ポイントが多い今回の個体ですが、なかでも目玉はその驚きの低走行距離です。

 その距離はわずか1800マイル(約2896km)となっており、過去に出品されているLFAの中でも極上の一台です。

 この希少性の高いカラーに加えて、極上のコンディションということが重なって、オークションでは83万ドル(約1億2249万円)で落札されました。

 過去にも同じような価格帯で取引はされているものの、いずれも落札価格は高値を推移しています。

※ ※ ※

 LFAのなかでも、さらなる限定仕様車が存在します。「ニュルブルクリンク・パッケージ」は、サーキット走行に適したモデルで、世界でわずか25台しか存在しません。

 過去には、160万ドル (約2億3520万円) で取引されています。

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