近年、にアウトドアやキャンプ、車中泊といったブームにより、キャンピングカーや車中泊が可能なアイテムに注目が集まっています。そんな中で100万円台で買えるトヨタ「アルファード」の車中泊仕様とはどのようなものなのでしょうか。
■街乗りも難なくこなせる高級ミニバンのキャンピングカー
近年、人気が高まってきているのがキャンピングカーです。
ハイエースなどの商用車をベースにしたものや軽バンを改造したものまで多数リリースされていますが、なかには高級ミニバンとされるトヨタ「アルファード」をベースにしたキャンピングカーも存在するようです。
従来のキャンピングカーはトラックや商用車をベースにカスタムしたものが主流です。
最近では徐々にアウトドアやキャンプ、車中泊といったブームにより、車内で寝られるようにするキットもアイテム展開も増えています。
また古い中古車をキャンピングカー仕様または車中泊仕様に仕立てるケースも増えているようです。
そんな中、アルファードをベースにしたキャンピングカーは、栃木県の中古車販売店である「Woo Car Tochigi」で取り扱われています。
アルファードキャンパーは、2004年式の初代モデルをベースにしたものになっており、3列シートが廃止されて5人乗り仕様に変更されています。
そして最大の特徴はルーフ部分にロキシールーフが採用されていて、いざというときには大人2名が就寝できるスペースが確保できているということです。
ほかにも12Vサブバッテリー、外部電源、FFヒーターなどひととおり装備されているので、初心者でもキャンピングしやすい工夫がされています。
特徴について「Woo Car Tochigi」の担当者は次のように話します。
「屋根の上にバンクベッドが乗っていて、フルフラットで寝ることができます。
また、3列目シートにSFヒーターがついていますが、アルファード自体はほとんどノーマルの状態になっています。
この個体は『なんちゃってキャンピングカー』というような位置付けです。
本格的な大きいクルマよりは取り回しがしやすいというような特徴があります」
またユーザーからの反響はどうなのでしょうか。前出の担当者は次のように話します。
「数多くの問い合わせや実際に見にくる人もいました。
アルファードキャンピングカーはキャンピングカーとしては小さく価格も安いため、さまざまな人から多種多様の使い方を想定しているお客様が多い印象です。
例えば、『長距離の1人旅行で使用し、宿は取らず車内で寝たい』という方や『スキーをするため、中で立って着替えられるクルマがいい』という方などがいました。
また、カメラが趣味で『深夜に出て早朝の風景の写真を撮るため、車内で寝ることができる広いクルマがいい』という方からも問い合わせがありました」
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今回紹介したアルファードキャンパーは、100万円台で取り扱われています。
装備は本格キャンパーに敵いませんが、手頃な価格で車中泊に挑戦したい人におすすめといえるでしょう。