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750万円超えの「2ドアオープン」 存在感ある「丸目4灯テール」採用! 謎のメッキ調モデルって? 200台限定の個体とは

くるまのニュース 2023年10月3日 6時40分

光岡が販売していた「ロックスター」の中古車価格が高騰しているようです。そもそもロックスターとはどのようなクルマなのでしょうか。

■アメ車みたいなデザインの「ロックスター」とは

 2018年に光岡が販売していた「ロックスター」の中古車価格が高騰しているようです。
 
 そもそもロックスターとはどのようなクルマなのでしょうか。

 ロックスターは200台限定で販売されたコンパクトサイズの2シーターオープンで、ベースはマツダ「ロードスター」です。

 そして、光岡といえばさまざまなクルマにオマージュすることで有名ですが、ロックスターはアメリカンスポーツカーの代表格、シボレー「コルベットC2」のようなデザインを採用しています。

 C2 を彷彿させるような、大きく盛り上がったフロント、リアフェンダーはロードスターの面影はほとんど残されていません。

 過去のスポーツカーでスタンダードになっていたリトラクタブルヘッドライトは、歩行者衝突の安全面で見送られましたが、かわりに小型のLEDライトで雰囲気を壊すことなくC2のフォルムを再現しています。

 テールライトも丸目4灯と歴代コルベットのアイデンティティを盛り込んでいるようです。

 エンジンはロードスターの1.5リッターエンジンが搭載され、トランスミッションは6MTと6ATから選択できます。

 新車時の価格は469万8000円から518万4000円で販売されていましたが、前人気の高さもあってわずか4か月で予定台数の200台が完売となりました。

 200台の内訳は2019年に50台、2020年に75台、2021年に75台が生産出荷され、2022年1月にはロックスターの完納記念にカナダ仕様のロードスター「MX-5」をベースに特別に1台のみの販売を行ったのみです。
 
 そのため、生産が終了してからも中古車価格の高騰が続いており600万円から700万円台と新車価格を大幅に超える価格帯で、なかには800万円近い個体も存在します。

 中古車の取扱台数は中古車検索サイトで20台に満たないこともあり、どれも希少性が高いですが、そのなかでも高年式車、低走行車に注目が集まっているようです。

■光岡の系列店舗が扱う750万円超えの個体とは

 中古車市場で流通している個体を扱っている中には光岡の系列店舗もいくつか存在します。

 その中の個体では2020年式の走行距離2000kmで車両価格765万円というものがあります。

 新車時の価格よりも高額な理由について販売店の担当者は次のように話しています。

「高額な理由については、ロックスターは、2018年に光岡自動車の創業50周年記念モデルとして200台のみ製造・販売された限定車です。

 ロックスターの中古車の販売価格については、弊社の価格設定が特別高額と言う訳ではなく、世の中にあるロックスターの中古車価格が高額となっています。

 相場価格の基準のひとつに、中古車(商品)を仕入れるオートオークションの相場価格がございます。

 ロックスターの出品数は非常に少なく、出品されると新車価格同等、もしくは新車価格以上で取り引きされています。こうした事から当然販売も高額となってしまいます。

 これは、生産・販売された台数が200台しかなく、多くの方から関心をお寄せていただいている事に起因していると思われます」

今回中古車市場で発見した「BUBU MITSUOKA キャデラック博多/シボレー博多」で取り扱う個体

 また、同担当者は他のロックスターよりも高額なポイントについて「この車両には、ロックスターのメーカーオプション設定にあった『本革シートやインテリアレザーセット』、『専用アルミホール&タイヤ』など、約140万円相当のメーカーオプションが装備されています」と話しています。

 加えて、どういったユーザーがロックスターに対して興味を示しているかについては、同担当者は次のように話します。

「今後、ロックスターの中古車価格がどのように変化するかを気にされるお客様が多く見受けられます。

 また、新車販売当時に購入を検討されていたお客様が多く見受けられます。

 新車の購入を検討しているうちに完売となり購入に至らなかった人や、以前より関心はあったが当時は購入できず環境が変わり今なら購入検討が可能な人などです」

※ ※ ※

 200台という希少性やその見た目の存在感などから現在も多くのファンから注目を集めているようです。

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