2023年9月22日、日産の米国法人は4ドアセダン「セントラ」をマイナーチェンジしました。フロント周りのデザインが一新しています。
■フロント周りのデザインが刷新された新型「セントラ」
日産の米国法人は2023年9月22日、マイナーチェンジを実施した4ドアセダン「セントラ」2024年モデルを発売しました。
セントラは、1980年代に小型セダン「サニー」の米国名として始まったモデルで、そこから数えると2019年登場の現行型で8代目です。
中国では「シルフィ」名で売られるなど世界中で展開される日産の重要な戦略モデルへ成長していますが、日本で8代目セントラ/シルフィは販売されていません。
今回のマイナーチェンジでは、フロントマスクを最新世代のVモーショングリルに刷新し、ヘッドライトまわりや16インチおよび18インチアルミホイールなども含め、デザインを一新したのが大きな変更点です。
新型セントラのボディサイズは、全長4646mm×全幅1816mm×全高1445mm、ホイールベース2707mm。
パワートレインは、2リッター 直列4気筒DOHC 直噴ガソリンエンジンで、最高出力149hp(約151ps)、最大トルク146lb-ft(約198Nm)を発揮します。
トランスミッションはエクストロニックCVTのみの設定です。
今回のマイナーチェンジでアイドリングストップ機構を追加し、燃費が向上しています。
また中間グレードの「SV」向けにオプションのSVプレミアムパッケージが新設定され、インテリジェントアラウンドビューモニターやBOSEプレミアムオーディオシステム、ウィンカー付きドアミラーなどがパッケージされました。
さらにスポーティグレード「SR」には、新デザインの18インチアルミホイールや、グリル部を含めたフロント周りのダーククロームトリム仕上げと、フロント下部のボディ同色仕上げなどが施されたほか、ボディ前後に専用の赤いSRバッジを備えます。
さらにリア周りもボディ下部のデザインが変更され、低いフォルムを強調します。
室内ではオレンジステッチのスポーツクロスやヒーター付きフロントシート、デュアルゾーンオートエアコン、リモートエンジンスタート機能などが備わります。
なお新型セントラでは、全てのグレードに歩行者検知機能付きインテリジェントエマージェンシーブレーキなどの360度セーフティアシスト(全方位運転支援システム)を標準装備します。
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米国における新型セントラのメーカー希望小売価格は、「S」2万630ドル(約306万円)、「SV」2万1560ドル(約320万円)、「SR」2万3720ドル(約352万円)です。