2023年9月21日、ホンダと中国東風汽車の合弁会社「東風ホンダ」は、新たなブランド「Lingxi」を発表し、同ブランドのコンセプトカー「Lingxi L」も初公開しました。どのようなモデルなのでしょうか。
■ホンダが斬新顔「セダン」初公開
2023年9月21日、ホンダと中国東風汽車の合弁会社「東風ホンダ」は、新たなブランド「Lingxi」を発表し、同ブランドのコンセプトカー「Lingxi L」を初公開しました。
中国市場でホンダは、東風汽車との合弁会社「東風ホンダ」と、広州汽車との合弁会社「広汽ホンダ」の2社でクルマを展開していますが、今回Lingxiを立ち上げたのは東風ホンダです。
Lingxiは、個性と楽しさを追求したという新エネルギー車ブランド。東風ホンダで副社長を務めるPan Jianxin氏は、同ブランドについて以下のように説明します。
「Lingxiは、ユーザーの期待を超え、楽しく新しいスマートドライビング体験を継続的に提供することを目指しています。
私たちは常にユーザーの皆様と心を一つにし、『あなたと触れ合い、人生の喜びを活性化する』というブランドビジョンを実践し、より強力なエネルギーで疾走し創造、手を携えて前進してまいります」
Lingxiのブランドロゴは「空を飛ぶ鳥」からインスピレーションを得て作成されたもの。中国の伝統文化遺産と現代のファッション美学を併せ持つ「Lingxi青」がブランドのアイコンカラーとして使用されています。
また、“Lingxiインテリジェント電動プラットフォーム”とバッテリーを保護する高剛性全方位安全プラットフォームという2つの「魔法の武器」が Lingxiブランドの「安全保護」の根幹を支えるほか、インテリジェントな自動運転システム、臨場感あふれるLingxi SPACEスマート コックピットは、ユーザーに自由なインタラクションと没入型の経験をもたらすといいます。
そんなLingxiのコンセプトカーである新型Lingxi Lも同日初公開されました。東風ホンダ内の“若いチーム”がデザインしたというエクステリアは、多面体のデザインコンセプトが特徴的。“3枚の翼”をイメージしたという斬新なデザインのフロントフェイスが、Lingxiならではの究極の個性を表現しています。
※ ※ ※
東風ホンダは、2025年までに電動車の販売割合を50%以上にし、2030年には合計10車種以上の純電気モデルを発売するとしています。新しく立ち上がったLingxiブランドがどのような未来を迎えるのか、注目です。