メルセデス・ベンツは、コンパクトSUVの新型「GLA」と特別仕様車「GLA 220 4MATIC オフロードエディション」を発売しました。一体どのように進化したモデルなのでしょうか。
■人気の「最小SUV」に新型が登場!
メルセデス・ベンツは2023年9月26日、コンパクトSUVの新型「GLA」と特別仕様車「GLA 220 4MATIC オフロードエディション」を発表し、同日より販売を開始しました。
GLAは2014年に初代モデルが登場した、メルセデス・ベンツのSUVシリーズで最小となるモデルです。
コンパクトな車体に同社の持ちうるSUV技術と高級感を凝縮させており、荒れた路面の走破性と都市での日常的な使い勝手を両立したオールラウンダーとして、日本でも高い人気を獲得しています。
今回発表された新型GLAは、2020年6月に日本で販売が開始された2代目モデルをベースに、エクステリアデザインを刷新しつつナビゲーションシステムや安全性・快適性を最新世代にアップデート。
また、アダプティブハイビームアシストなどを全モデルに標準装備し、Burmesterサラウンドサウンドシステムをオプション設定しました。
刷新されたフロントデザインには、メルセデス・ベンツのSUVシリーズ共通のルーバーがグリルにあしらわれたデザインとなり、さらにAMGラインパッケージにおいてはクローム仕上げのダイヤモンドパターンが散りばめられたシングルルーバーを採用。
フロントバンパーも、よりSUVらしさを強調したタフ感のあふれる新デザインに変更されたほか、ヘッドライトのデザインもシャープな印象の強い形状へと進化しています。
リアビューで視線を集めるリアディフューザーとLEDリアコンビネーションランプは、スポーティかつ安定感のある演出が施されたほか、ホイールデザインも完全に刷新。
また、ボディカラーに新色の「スペクトラルブルー」と「ローズゴールド」が追加されました。
パワーユニットにはエントリーグレードとなる1.4リッターガソリンターボエンジンのほか、最高出力150馬力・最大トルク320N・mを発揮する2リッターディーゼルターボエンジンをラインナップ。このエンジンはコンパクトなボディを力強く加速させながらも、低振動で高い静粛性を実現しています。
今回、新型GLAと同時に発売した特別仕様車GLA 220 4MATIC オフロードエディションは、GLAの主力モデルである「GLA 200 d 4MATIC」をベースに、通常では設定の無いボディカラー「マウンテングレーマグノ」を採用。
また、快適な乗り心地と軽快なハンドリングを両立した「アダプティブダンピングシステム付サスペンション」や、走行状況に合わせてエンジンサウンドを演出する「スポーティーエンジンサウンド」を含む「AMGラインパッケージ」と「20インチAMGアルミホイール」、随所にブラックアクセントを施した「ナイトパッケージ」などを標準装備し、エクステリアを一層引き締めています。
インテリアには上質な「本革シート」や、夜間走行時に無数のスリーポインテッドスターを助手席前部のトリムに浮かび上がらせる「スターパターンインテリアトリム」を特別装備したほか、「パノラミックスライディングルーフ」によって開放的なインテリア空間を演出するなど、特別なGLAに仕上げられました。
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新型GLAの価格(消費税込)は599万円から655万円。特別仕様車GLA 220 4MATIC オフロードエディションは806万円で、こちらは100台限定での販売となります。