カーターは2023年9月26日、これまでアライブプラスが取り扱ってきた小型トライク「APtrikes125」の販売に関する事業全般を譲受したと発表しました。このAPtrikes125とは、一体どのような乗りものなのでしょうか。
■約49万円で「3人」乗れる! しかも公道走行可能!
神奈川県相模原市に本拠を置くカーターは2023年9月26日、これまでアライブプラスが総輸入元として取り扱いを行ってきた小型トライク「APtrikes125」の販売に関する事業全般を譲受したと発表しました。
APtrikes125は、車両価格や維持費が安価でありながら高い実用性を備えたモデルとして、様々な用途で人気を博してきた小型の屋根付きトライクです。
運転に必要な免許は通常のクルマと同じ普通自動車免許(AT限定で可)でありながら、維持や購入時に負担となる車検や車庫証明は不要。
さらに保険や税金関係は250ccのバイクと同等でクルマより安く抑えられ、年間の自動車税はわずか3600円。
それでいて、移動先ではクルマと同じコインパーキングが利用できるなど、まさに「クルマとバイクの良いとこ取り」をしたようなモデルと言えます。
APtrikes125のボディサイズは全長2200mm×全幅1000mm×全高1650mm。
パワーユニットには最高出力8.6馬力と最大トルク0.89kgf/mを発揮する123.6cc空冷エンジンを搭載し、クラッチレバー操作の不要な4速MTを組み合わせて、最大3人を乗せて走行することが可能です。
最高速度は条件によって70km/h程度は出るということですが、安全な運行のため50km/h以下の走行が推奨されています。
また、バイクのようなバー型ハンドルで操舵しますが、クルマのようにバックギアが搭載されているため、入り組んだ狭い路地や駐車場での取り回しに苦労することはありません。
シートは前後に位置調整することができ、背もたれの角度を傾けて好みのドライビングポジションに合わせることが可能。
しっかりとボディを覆う屋根やフロントシールド、ワイパー、視認性を高める明るい灯火類も標準装備されているため、天候を選ばず雨の多い季節であってもほぼ濡れることなく走行できる点も魅力です。
また、オプションにはリアキャリアも用意されているので、より多くの荷物を運ぶような用途で使用する場合には積載量を増加させることができます。
APtrikes125には法律上ヘルメットの装着義務はありませんが、安全面において乗車時はヘルメットとグローブの装着が推奨されています。
さらに、法規的には高速道路の走行も可能ではありますが、エンジンスペック的に危険であるとメーカーは考えており、決して高速道路の走行はしないよう発表されていますので注意が必要です。
シンプルな構造の乗りものであるため、実用的な移動手段や趣味のアイテム、あるいは業務用など、様々な使い方において活躍するAPtrikes125の車両価格(消費税込)は49万5000円。全国の正規販売店にて試乗や購入が可能です。
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今回アライブプラスから事業譲受したカーターは、2020年からAPtrikes125の正規販売店として数多くの車体販売・整備に携わってきました。
これまで培ってきた販売・整備実績を活かして、今後はAPtrikes125の改善点を随時メーカーにフィードバックし製品クオリティのさらなる向上を図るとともに、アフターパーツの企画・製造・販売にも注力するなど、APtrikes125の魅力をより一層高めるべく活動を行っていくということです。