ホンダは2023年9月26日、「ジャパンモビリティショー2023」の出展概要を発表しました。そのなかで、「SUSTAINA-C Concept」を世界初公開します。どのようなモデルなのでしょうか。
■まさかの新型「シティ／モトコンポ」登場か!?
ホンダは2023年9月26日、10月25日（一般公開は28日）から東京都江東区で開催される「JAPAN MOBILITY SHOW 2023（ジャパンモビリティショー2023）」の出展概要を発表しました。
そのなかで、コンパクトモデル「SUSTAINA-C Concept（サステナシーコンセプト）」を世界初公開すると明らかにしています。
ジャパンモビリティショーは、これまで「東京モーターショー」として開催されてきた国内最大の自動車ショーに代わる新たなイベントで、名称の変更は59年ぶりになります。
主催の日本自動車工業会は、モビリティの枠を超えて他産業やスタートアップなど新しい参加企業や団体も募っており、多くの来場者に「未来の日本」を体感して欲しいとしています。
一般公開日は2023年10月28日から11月5日です。
ホンダではブーステーマ「Honda DREAM LOOP」を定め、「ホンダがこれまでに実現した夢や取り組み」、「ホンダの夢が実現する未来の生活」の紹介を通じ、ホンダが実現したい夢と未来の姿をお客様にご理解いただけるブースを展開するといいます。
ブース内は5つのエリアに分かれており、そのうち「限りある資源の制約からの解放 エリア」ではコンセプトカーSUSTAINA-C Conceptが展示されます。
サステナシーコンセプトは限りある資源の制約から解放してくれる四輪電動モビリティのコンセプトモデルだといいます。
車体は回収した使用済みアクリル樹脂を再利用して作られ、資源の循環利用（リソースサーキュレーション）によって、限りある資源の制約から解放され、地球環境の保護と自由な移動の喜びを将来にわたって両立することを目指し開発されたと説明します。
エクステリアはコンパクトEV「Honda e」とも共通性を感じさせる3ドアのコンパクトハッチバックボディにレッドとブラックのツートンカラーを採用。
丸いヘッドライトやブラックのバンパーなどが、かつてホンダが販売していたコンパクトカー「シティ」（初代）や軽自動車「トゥデイ」（初代）などを想起させる愛嬌のあるものとなっています。
また、ルーフやフロントバンパー中央にはホワイトのアクセントカラーをあしらっているほか、ホイールはシンプルな5本スポークで中央部がレッドとなるなど、ポップなイメージを持たせています。
ドアミラーが極めて小型であることから、Honda eに採用された「サイドカメラミラーシステム」に類似する機構を採用していると見られます。
また、サステナシーコンセプトと同時に、同じコンセプトを持つ二輪モデル「Pocket Concept（ポケット コンセプト）」も展示され、色使いなどは共通しています。
このことから、かつてのシティと、シティのトランクに収まるように設計された原付のような関係性を持つモデルだと想定されます。
なお、サステナシーコンセプトのパワートレインやボディサイズ、インテリアなどの詳細は明かされておらず、ジャパンモビリティショーでの公開に注目が集まります。