2023年9月21日、ホンダのフィリピン法人は9月13日に現地で発売を開始した新型「CR-V」をマニラ・パサイの大型商業施設「SMモール オブ アジア」で実車展示しました。
■「e:HEV」専用のスポーティグレード「RS」もラインナップ
ホンダのフィリピン法人は2023年9月21日、新型「CR-V」を紹介する「ドライブ・ザ・フューチャー」イベントの一環として、マニラ・パサイの大型商業施設「SMモール オブ アジア」で実車展示しました。
新型CR-Vは9月13日よりフィリピンでの発売を開始しています。
ホンダの主力クロスオーバーSUVのCR-Vは、1995年登場の初代モデル以降、先代にあたる5代目モデルまで日本でも販売されていました。
現行モデルは6代目で、2022年7月から世界各国で順次販売されていますが、2023年9月の時点で日本では販売されておらず、海外専用モデルとなっています。
今回フィリピンで発売された新型モデルも6代目の新型CR-Vで、ボディサイズは全長4691mm×全幅1866mm×全高1681mm、ホイールベースは2660mmです。
国内で発売されているSUVで比較すると、トヨタ「ハリアー」とほぼ同等のサイズ感といえます。
新型CR-Vは、水平基調のシンプルなラインをベースとした最新ホンダ車共通のデザインを採用するとともに、大型の6角形グリルと組み合わせ、スマートさと力強さを兼ね備えたエクステリアを特徴とします。
スクエアなフォルムを採用したことで室内空間も拡大し、ファミリーユーザーも多いCR-Vのニーズに応えます。
内装も外観同様に水平基調のシンプルなインパネデザインですが、精緻なディテール処理やトリム素材の厳選などで質感を向上させ、上質感を高めました。
パワートレインは、通常グレードに搭載される最高出力190馬力・最大トルク240Nmを発揮する1.5リッターターボエンジンと、最高出力148馬力・最大トルク183Nmを発揮する2.0リッター直列4気筒エンジンに、最高出力184馬力・最大トルク335Nmを発揮するモーターを組み合わせたハイブリッドモデル「e:HEV(イーエイチイーブイ)」仕様を用意します。
新型CR-Vは、最新世代のコネクティッド機能「Honda CONNECT」をフィリピンのホンダ車で初搭載するほか、先進運転支援機能「Honda SENSING」などを全グレードに標準装備。
さらに「RS」グレードでは、RS専用グリルや、パノラマサンルーフ、ピアノブラックのウインカー付きサイドミラー、LEDフォグランプ、ピアノブラックアクセントのボディ同色リアスポイラー、RS専用18インチホイールなどが標準装備され、スポーティな印象に仕上がっています。
このRSはe:HEVのみの設定となっています。
SMモール オブ アジアの実車展示は9月21日から9月24日まで行われ、Honda CONNECT専用アプリを使用した参加者に対しサプライズプレゼントが贈られたほか、ホンダ純正アクセサリーや限定商品の展示も行われました。
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新型CR-Vのフィリピンでの販売価格は「Vターボ」(FF)210万ペソ(約550万円)、「Vターボ」(AWD)228万ペソ(約598万円)、「RS e:HEV」(FF)259万ペソ(約679万円)です。
グローバルで販売される新型CR-Vですが、前述の通り日本では販売されていません。
クロスオーバーSUVが人気を集めるなか、ホンダの本拠地である日本でのCR-V再発売にも期待がかかるところです。