人気レースゲームシリーズ「グランツーリスモ」には、「ビジョン グランツーリスモ」という架空のレーシングカーシリーズが展開されています。今回は、ホンダが提供している「ホンダ スポーツ ビジョン グランツーリスモ」を紹介します。
■ホンダ協力のもと作られた架空のレーシングカーはどんな性能!?
20年以上にわたって展開している名作レースゲームシリーズ「グランツーリスモ」。本作には、世界各国の自動車メーカーから協力を得て作られた架空のレーシングカーシリーズ「ビジョン グランツーリスモ」が登場します。
今回紹介するのは、ホンダの協力を得て作られた「ホンダ スポーツ ビジョン グランツーリスモ」。その内容について、確認してみましょう。
1997年にプレイステーションで発売して以来、20年以上にわたってリリースされてきたレースゲームシリーズ「グランツーリスモ」。実際の車が多数登場することに加え、リアルな挙動が人気を呼び、現在ではレースゲームにおける代表的なタイトルの一つとして知られています。
最新作「グランツーリスモ7」は2022年に発売。また、2023年9月15日には実写版映画となる「グランツーリスモ」が日本で公開されました。
そんな「グランツーリスモ」において、ホンダとのコラボにより作られた架空のスポーツカーが「ホンダ スポーツ ビジョン グランツーリスモ」(以下スポーツVGT)です。
スポーツVGTはミッドシップエンジン・2シーターのクーペ。企画に際してはグローバルデザインコンペティションを開催し、優勝した案をベースに日米のデザイナーがデザインを起こしました。
エクステリアは引き締まったボディーやエアインテークとともに張り出す力強い前後フェンダー、そして機能と美しさを併せ持ったホイールなどが印象的です。
インテリアは、複雑な造形を織り交ぜた、気品漂う美しいデザインに仕上がっています。
パワートレインには、最大出力410馬力を発揮する2.0リッターL4ターボエンジンと8速デュアルクラッチトランスミッションを組み合わせています。また、カーボンを多用したボディーはウェイトを899kgまで抑えています。
さらにシミュレーションだけでなく、風洞テストも実施。実車同様の開発を行うことで、ボディーやアンダーフロア、室内やエンジンルーム内の流速と排気など、車体の隅々まで理想的な空力性能を実現しています。
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ホンダのデザインダイレクションである「Human Center Design」、人間中心という考え方を表したスポーツVGT。そのデザインを見ていると、ホンダ「NSX」を想起します。
ボディサイズは、ちょっと小さいように見えますが、将来的なホンダのスポーツカーとして同車のイメージを踏襲したモデルが登場することを期待せざるを得ません。