2023年10月3日、ホンダのインド法人は、7代目「シティ」の新たな特別仕様車となる「エレガントエディション」を発表・発売しました。どのようなモデルなのでしょうか。
■迫力“ウィング”装備! ホンダ新型「シティ」登場
ホンダのインド法人は、2023年10月3日にコンパクトセダン「シティ」の新たな特別仕様車となる「エレガントエディション」を発表・発売しました。
シティといえば、日本国内では1981年に登場するも、1995年に2代目モデルで絶版となったコンパクトハッチバックを想像するかもしれません。しかし海外では同名のクルマが、現在も展開されており、そのボディ形状はコンパクトセダンに変化しています。
コンパクトセダンへと変化したのは1990年代後半からで、かつて日本でも販売されていたシビックセダンの国外向け仕様車にその名前が使われました。以後、海外のみで販売されることになるシティですが、そのほとんどは日本でも別車名で展開されており、シティとして6代目に当たる先代モデルは日本国内でも「グレイス」として展開されていました。
日本にも別車名ながら存在したシティですが、現行型は2019年に登場した7代目で、このクルマに相当するモデルは、日本国内では展開されていません。また、2023年3月2日にはマイナーチェンジを受け、現在の姿となっています
余談ですが、この7代目シティには、ブラジルなど一部の市場で、ハッチバックモデルである「シティハッチバック」も存在しており、昔のシティを知っているユーザーはこちらの方が、イメージが湧きやすいかもしれません。
現在販売される7代目シティのボディサイズは全長4574-4583mm×全幅1748mm×全高1489mmと、国内で販売されている車種で言えばトヨタ「カローラ」ほどのサイズ感です。
エクステリアは、ダイヤモンドチェッカーフラッグパターンを取り入れた新デザインのフロントグリルや、カーボンロアモールとカーボンラップディフューザーを採用した前後バンパー、ダイヤモンドカットを施した16インチアルミホイールを新たに装備、精悍なイメージに磨きをかけています。
インテリアは、コンパクトながら高級感のあるデザインに仕上がっており、ガソリン車にはベージュとブラックのツートーン内装が、e:HEV車にはアイボリーとブラックのツートーン内装が用意され上質感を高めています。
パワートレインは、最高出力121馬力・145Nmの最大トルクを発揮する1.5リッター直列4気筒エンジンを搭載する純ガソリン車と、システム総合出力126馬力・最大トルク253Nmを発揮する2モーターハイブリッドシステムを搭載するe:HEV車を用意。これに組み合わせるトランスミッションとして、純ガソリン車には6速MTとCVT、e:HEV車にはe-CVTが用意されます。
価格は、ガソリン車の6MTグレードが114万9000ルピー(約206万円)から、CVTグレードが136万2000ルピー(約244万円)から、e:HEV車が188万9000ルピー(約338万円)からです。
今回そんな7代目シティに、新たな特別仕様車となる「エレガントエディション」が登場しました。
エレガントエディションは、ミドルグレードとなるVをベースに、LED付トランクスポイラー、ワイヤレスチャージャー(プラグアンドプレイタイプ)、フロントフェンダーガーニッシュ、エレガントエディションシートカバー、スリークステップイルミネーション、エレガントエディションバッジ、レッグルームランプが標準装備となっています。
トランスミッションは、MTもしくはCVTが選択可能。価格は、MT車が125万7400ルピー(約225万円)、CVT車が138万2400ルピー(約248万円)です。
販売は2023年10月31日まで行われる予定です。