2023年9月25日にマツダの欧州法人は、マイナーチェンジを果たした新型「MAZDA2 ハイブリッド」を初公開しましたが、特に大幅に変更された外観デザインが注目されているようです。どのような声があるのでしょうか。
■スタイリングに注目が集まる一方で「日本の次期マツダ2はどうなる!?」の声も
マツダの欧州法人は2023年9月25日、「MAZDA2 ハイブリッド(以下マツダ2ハイブリッド)」のマイナーチェンジモデルを初公開しました。
ボディデザインを大きく変更した新型マツダ2ハイブリッドに対し、早くも反響の声が寄せられています。
マツダ2は、マツダ最小級のコンパクトカーです。
国内では以前「デミオ」という名前で販売されていましたが、2019年に実施された4代目の一部改良から、それまで海外向けに使われていたMAZDA2の名称が共通して用いられるようになりました。
一方、マツダ2ハイブリッドは、欧州市場向けに展開されるモデルで、トヨタのグローバルコンパクトカー「ヤリス(ハイブリッド車)」をベースとするOEM車です。
2021年に登場しましたが、導入当初はエンブレムをマツダとするなど変更点はわずかでした。
今回のマイナーチェンジで、新型マツダ2ハイブリッドは前後の外観デザインを大きく変更し、独自のスタイルとなりました。
ボディサイズは、全長3940mm×全幅1745mm×全高1500mmで、ホイールベースは2560mm。欧州で展開されるマツダ車の中では最小クラスです。
エクステリアは、欧州のデザインスタジオがデザインしたという新バンパーとグリルを採用し、フロントフェイスの印象が一新されるほか、ボディ同色のリフトゲートガーニッシュを装備し、スポーティな外観としています。
パワートレインには、最高出力92馬力を発揮する1.5リッター直列3気筒ガソリンエンジンと最高出力80馬力のモーターを組み合わせたハイブリットシステムを搭載。システム総合出力は116馬力で、0-100km/h加速が9.7秒、最高速度は175km/hとなっています。
そんな欧州向けの新型マツダ2ハイブリッドに対し、SNSなどでは早くも多くのコメントが集まっています。
なかでもフロントマスクのデザインに対し「なかなか個性的」「マツダらしい顔になった」と、おおむね好評価な様子。
さらに「ニンマリ顔だ」「笑っているみたい」と好感を持つ声も多く見られます。
そして「RX-8のようにも見える」「少し前のアクセラみたい」などと、懐かしさを覚えるという人も。
マツダの最新デザインテーマ「魂動デザイン」のテイストを取り入れたスタイリングのはずですが、どこかレトロな雰囲気を感じているとする意見もあるようです。
一方で「日本のマツダ2もOEMモデルになるのだろうか」「次のマツダ2はどうなるのか」と、まだ見ぬ次期型マツダ2に対し、期待と不安を述べる声もあります。
国内のマツダ2は、当初デミオとして登場した2014年9月から早くも丸9年が経過しています。
そろそろフルモデルチェンジを実施しても良い時期ですが、2023年10月現在、マツダからそうした次期モデルを示唆する情報は発信されていません。
10月末には、東京モーターショーに変わる新たな自動車イベント「ジャパンモビリティショー2023」が東京ビッグサイト(東京都江東区)を中心に開催されます。
各社から次期モデルを想起させるコンセプトカーなどが相次いで出展されるなか、マツダも次期マツダ2のコンセプトモデルなどを出展するのか、大いに注目したいところです。