BMW日本法人は2023年10月5日、「ミニ」ブランドで展開しているステーションワゴン「ミニ クラブマン」の最終限定モデル「MINI Clubman Final Edition(クラブマン・ファイナル・エディション)」を発売しました。どのようなモデルなのでしょうか。
■「クラブマン」シリーズの生産終了を記念
BMW日本法人は2023年10月5日、ミニブランドで展開している「ミニ クラブマン」の最終モデル「MINI Clubman Final Edition(クラブマン・ファイナル・エディション)」を限定発売しました。
納車は10月以降を予定しているといいます。
イギリス発祥のブランドで、現在BMWが展開するプレミアムコンパクトブランド「ミニ」のうちミニ クラブマン(以下クラブマン)は2008年に初代が登場しました。
ボディを延長し5ドアシューティングブレークタイプとしたほか、リアゲートは斬新な観音開きの「スプリットドア」を採用。ミニシリーズのなかでも利便性が高いモデルです。
現行型(F54)は2015年に登場。2019年10月には内外装やパワートレインを一新した改良モデルが発売されました。
今回登場したファイナルエディションは、このクラブマンシリーズの生産終了を記念するモデルです。
1969年に登場したクラブマンシリーズの先駆けとなるモデルにインスピレーションを得ており、ミニのオーダーメイドサービス「MINI Yours」が手掛け、特別な内外装に仕立てられています。
エクステリアは「MINI Yoursエニグマティック・ブラック」と「ナヌク・ホワイト」を用意。グリルやサイドストライプ、アルミホイールには銅を想起させる「シマー・コッパー」カラーをアクセントとして採用し、エレガントさとクラシックさを与えています。
ボンネットやリアのスプリットドアにも片側のみアクセントカラーのストライプを配し、アシンメトリーなデザインとしました。
また、Cピラーやミニシリーズに共通するフロントフェンダーの加飾パネル「サイドスカットル」には世界限定1969台中の1台を意味する「1of1969」のロゴをあしらっています。
インテリアはダークマルーン×ブルーステッチの専用レザーシートを特別装備し、ショルダー部には専用バッジが施されました。
各トリムパネルにもエクステリアと同じシマー・コッパーカラーのアクセントを採用しており、インテリア全体は落ち着いたブラウントーンに仕上げています。
このほかドアサイドシルやフロアマットなどにも「1of1969」のピンバッチを施したほか、専用グラフィックが描かれたキーを採用しています。
ファイナルエディションのラインナップは2リッター直列4気筒ガソリンターボエンジン搭載モデル「MINI Cooper S Clubman Final Edition」、2リッターディーゼルターボエンジン搭載モデル「Cooper SD Clubman Final Edition」をそれぞれ設定しています。
価格(消費税込)はガソリンターボモデルが554万円、ディーゼルエンジンモデルが567万円に設定。全車右ハンドルのみとなっています。
なお、ファイナルエディションは2023年3月にすでに欧州で発表されており、このうち320台が日本仕様に割り当てられました。