KUHL JAPAN(クールジャパン)は2023年9月29日、トヨタ「GR86」およびスバル「BRZ」専用の新型リアウイング「ミドルマウントGTウイング」を設定しました。
■ワイドボディ化したカスタム「GR86/BRZ」に迫力満点のリアウイングを装着!
様々な国産車のカスタマイズパーツを展開しているKUHL JAPAN(クールジャパン、以下KUHL)は2023年9月29日、トヨタ「GR86」およびスバル「BRZ」専用リアウイングとして、新製品「ミドルマウントGTウイング」を設定したと発表しました。
トヨタ「GR86」とスバル「BRZ」は、2社の共同開発による、近年貴重な存在となった後輪駆動(FR)の2ドアスポーツカーです。
初代は2012年に登場し、低重心・コンパクトなパッケージングで支持を集めました。
現行モデルで2代目。従来型の2リッター水平対向エンジンを2.4リッターに拡大し動力性能を大幅に向上させたほか、2社独自のセッティングを行い、各社それぞれの乗り味を特徴としています。
9月22日には一部改良がおこなわれ、先進運転支援機能「アイサイト」をMTモデルにも追加設定したほか、走行性能の向上も図られています。
そんなGR86/BRZに向け、KUHLは複数のエアロパーツを用意していますが、新たにウイング位置を高く設定したミドルマウントGTウイングを新開発しました。
従来のローマウントタイプに対し65mm高く、約20mm後方へオフセットしたウイング位置が特徴です。
翼端板下部が内側に少し折り曲がった形状が特徴で、エアロ素材は従来のFRP素材の1.5倍の強度や厚みを誇るKUHL独自素材SG(ストロンググレード)を使用しています。
素材の強度アップのみではなく、各部に補強素材も入れているため、時速300キロ以上のスピードレンジにも耐えうる高強度エアロパーツだといいます。
またFRP素材に加え、カーボン素材も選択可能です。
ステーとウイングのセットで、価格(消費税込み/取付工賃別)は13万7500円からです。
なおすでに発売されているローマウントタイプを装着している場合、ミドルマウントステーのみ単品購入することでミドルマウント化することも可能です。
KUHLのウェブサイトでは、新しいミドルマウントGTウイングをはじめ、エアロボディキット「04R-GTW2」を装着したデモカーも紹介しています。
前後には大型のワイドフェンダーが備わり、ベース車の面影を消す過激なワイドボディスタイルが特徴。
ホイールはKUHLオリジナル「VERZ-WHEELS KCV02」19インチを装着します。
加えてAir-Force製「スーパーパフォーマンスエアサス」でローダウン化するほか、CUSCO製前後ラテラルロッド、トレーリングロッドの3本のアームを装着し、ドリフト仕様にチューニングされているといいます。
エアロパーツ各部には実際に開口部や外気取り入れ口が備わり、放熱効果もあることから、実際にサーキット走行を行っても、水温や油温についてほぼクーリングなしで走り続けることができたと、同社では説明しています。
※ ※ ※
KUHLによると、今後も2023年末から2024年の年明けにかけ新作エアロパーツの開発を行っているといい、2024年1月開催予定のカスタムカーイベント「東京オートサロン2024」に出展する模様です。