日産のフィリピン法人は、SUV「キックス」の特別仕様車を発表し、台数限定での販売を開始しました。一体どのようなクルマなのでしょうか。
■漆黒のボディにメッキが輝く「スポーティ仕様」
日産のフィリピン法人(以下、フィリピン日産)は2023年10月2日、SUV「キックス」の特別仕様車を発表し、台数限定での販売を開始しました。
キックスは運転のしやすいコンパクトなボディサイズのSUVで、日産の世界戦略車となるモデルです。
2016年にブラジルにて世界初公開されたのを皮切りに、世界各地で販売がスタート。
日本でも2020年6月から、タイの工場で生産された日本仕様が輸入され販売されています。
今回、フィリピンで発売されたキックスの特別仕様車「キックス e-POWER スポーツエディション」は、ギャラクシーブラックで塗装されたボディに特別なエアロパーツを標準装着したスポーティな仕様で、高級感のあるシルバー塗装があしらわれたフロントスカートやサイドスカート、リアスカートが足元を彩ります。
また、リアゲート上部に装着されたルーフスポイラーもバックスタイルを一変させるアイテムで、これらによって特別仕様車のオーナーが毎日ワクワクするような演出が全身に施されました。
パワーユニットはノーマルモデルと変わらず、最高出力136馬力・最大トルク280Nmを発揮する1.2リッター直列3気筒エンジンに日産独自のハイブリッドシステム「e-POWER」を組み合わせ、100%モーターによって駆動する独自の走行フィーリングを特徴としています。
この特別仕様車ついて、フィリピン日産社長のファン・マニュエル・ホヨス氏は次のように述べています。
「日産キックス e-POWER スポーツをフィリピンに導入できることを大変うれしく思います。
この限定モデルは、大切なお客様に革新と興奮を提供するという当社の取り組みの証であり、またフィリピンの将来に対する日産のビジョンを証明する、先進技術を備えた存在です」
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特別仕様車のキックス e-POWER スポーツは150台のみの販売が予定されており、車両価格は133万9000フィリピンペソ(約352万円)です。