日産は2023年10月10日、本格SUVの新型「ハイパーアドベンチャー」を発表しました。一体どのような特徴を持つモデルなのでしょうか。
■日産の最新技術を搭載した「本格SUV」初公開!
日産は2023年10月10日、まったく新しい本格SUVとなる新型「ハイパーアドベンチャー」を発表しました。
同車は、2023年10月26日から開催される「ジャパンモビリティショー2023」に出展されるコンセプトカーの第二弾にあたるモデルだといいます。
今回発表されたハイパーアドベンチャーについて日産は、「自然を愛しアウトドアを思う存分楽しむユーザーに向けた、電気自動車の本格SUV」と説明。
週末に近隣の山で遊ぶようなちょっとした冒険から、人里離れた地域への数ヶ月に渡る長旅のようなニーズにも対応可能な「大容量バッテリー」を搭載しており、目的地に到着後は照明やアウトドア用品などへの給電にも電力を使用することが可能です。
さらにこのバッテリーに蓄えた電力を自宅に供給したり、複数の車両を繋ぎ合わせることで地域のインフラをサポートするなど、自宅でも旅先でも豊富な電力を最適にマネジメントすることができます。
また、走行システムには進化した日産独自の電動4輪制御システム「e-4ORCE」が採用され、雪道や山道のようなシビアで荒れた路面状況でも安心して走れる走行性能と快適な乗り心地を実現しました。
ハイパーアドベンチャーの外観はダイナミックな面構成が組み合わされた躍動感のあるデザインが特徴で、かつスムーズで段差のないボディパネルや、フロントバンパーからフロントガラスへと空気の通り抜けるエアダクトなど、高い空力性能を予感させる造形が目を引きます。
またリアドアは上方に大きく開く「ガルウィング」式となっており、さらにBピラーも存在しないため開口部の広さが際立つ仕様となっています。
インテリアは広々としたスペースを確保しており、左右まで繋がるワイドタイプのディスプレイをインパネ上部に搭載。また、カメラが撮影した車外の状況をフロントガラスに映し出すことにより、運転時には“まるでボディが透けたように見える”広い視界が目の前に広がります。
荷室空間も広大で、テントやアウトドアギアなどのかさ張るアイテムも余裕を持って積載可能。後部座席はボタン操作によって簡単に180度回転し、これから始まるアクティビティの準備を座りながら行える最適な空間に変身します。
そのほか、バックドア開口部にはラダー状のステップも備えられ、車内から外へのシームレスな移動をアシストすることができるでしょう。
日産の担当デザイナーは、ハイパーアドベンチャーについて以下のようにコメントしています。
「同車の最大の特徴は、室内に設置された広大なフロアスクリーンですね。また、高い悪路走破性能によってある思い思いのアドベンチャーを楽しむことで、お互いの絆を深めたり、生活がどのように変化していくのかを感じていただけたらと思っています」
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ジャパンモビリティショー2023は、2023年10月26日から11月5日まで開催され、一般公開は10月28日からスタートします。
日産は同イベントにおいて、ハイパーアドベンチャー以外にも様々な新型モデルの出展を予定しており、今後行われるであろうそれらの発表に今から期待が高まります。