トヨタの南アフリカ法人が、新型「ヴィッツ」に、オレンジのアクセントをきかせた新グレード「X-Cite」を追加しました。SNSでは、どのような反響があったのでしょうか。
■3年ぶり復活の「ヴィッツ」に新モデル
トヨタの南アフリカ法人は2023年9月21日、新型「ヴィッツ」に新グレード「X-Cite」を追加設定しました。これに対し、SNSではどのような反響が寄せられたのでしょうか。
ヴィッツは、かつて日本でも販売されていたコンパクトカーです。1999年1月に初代がデビュー。2005年に2代目、2010年に3代目がそれぞれ登場しましたが、日本では2020年に販売を終了し、同年のフルモデルチェンジで車名が世界共通の「ヤリス」に統一されました。
一方、南アフリカでは2023年1月、車名が3年ぶりに復活。スズキ「セレリオ」のOEM車として“新型”ヴィッツが誕生しました。
トヨタの南アフリカ法人は同車について、同市場のAセグメントコンパクトカー「アギア」の後継モデルと説明しています。
ボディサイズは全長3695mm×全幅1655mm×全高1555mmと非常にコンパクトで、日本で販売されているトヨタ「パッソ」と同等です。ホイールベースは2435mm、最低地上高は170mmとなっています。
エクステリアは、全体的に丸みを帯びたかわいらしい印象。インテリアは、車体の小ささを感じさせない広々とした車室空間が特徴的です。
パワートレインは、最高出力66馬力・最大トルク89Nmを発揮する1.0リッター直列3気筒エンジンと、5速MTか5速AMTを組み合わせています。
今回加わったX-Citeは、MT搭載車のみに設定されます。
エクステリアは、オレンジのアクセントがフロント、リア、サイド、ドアミラーなど様々な場所に巧みに配置されているほか、X-citeのロゴと黒いサイドモールディングがあしらわれます。また、オレンジに塗られたリアスポイラーも装備され、スポーティな印象を高めています。
インテリアも、オレンジのアクセントが用いられ、外装との一体感を高めています。
ボディカラーは、ミスティックパールホワイト、アーバンシルバー、ダスクグレー、ジェットブルー、シャドーブラックパールの5種類です。
Bluetooth、Aux、USB接続を備えたオーディオシステムや、上位グレードのXR X-Citeは、BluetoothとUSB機能を備えた統合タッチスクリーンインフォテインメントシステムの一部として4スピーカーサウンドシステムも標準装備されます。
南アフリカでの販売価格は、18万9900ランド(約148万円)からです。
SNSでは、「こういうの欲しいな。MTだから日本じゃ需要ないんだろうな」「MT設定あるなら欲しい」など、日本でも売ってほしいとする意見が複数ありました。
さらに、「良いなという車がトヨタから出ると、だいたい海外専売なんだよなぁ」といった投稿も。
また、「スズキっぽいなと思ったらスズキ車ベースだった」「スズキの匂いがするなぁと思ったら…納得」「スイフトとアルトを足して2で割ったような見た目だなぁと思ったら、スズキのOEM」など、早い段階でスズキの気配に気付くユーザーも多数いました。