2023年10月6日、トヨタから新型「クラウンスポーツ」が発表されました。クラウンのSUVということもあり注目を集めるモデルですが、販売店ではどのような状況なのでしょうか。
■新型「クラウンスポーツ」11月発売! どんな
トヨタは2023年10月6日に新型「クラウンスポーツ」のハイブリッド車(HEV)を発表し、11月に発売します。
新型クラウンスポーツの発売にあたり、販売店にはどのような声が届いているのでしょうか。
新型クラウンスポーツは、クラウン史上初のクーペSUVということもあって、発売前から各メディアでも取り上げられ、SNSでも話題となっていました。
新型クラウンスポーツは、車名に「スポーツ」がつけられただけあって、アグレッシブなエクステリアが特徴になっています。
トヨタでは、クラウンスポーツについて「エモーショナルで創造的な雰囲気を持ち、乗り降りや運転のしやすいパッケージと共に、俊敏でスポーティな走りが楽しめる、新しいカタチのスポーツSUV」と話します。
フロントマスクこそ同社プリウスと同じ、トヨタのアイコンになりつつある「ハンマーヘッド」デザインを引き継いでいますが、フロントバンパーの大型ディフューザーはかなりの迫力です。
また、リアドアまで多く張り出したフェンダー周りは普通のSUVとは一線を画し、ダイナミックで低重心な印象を高めています。
また、リアに周ると欧州車のような4連テールランプに目が行きますが、実は14代目まで続いた「クラウンアスリート」の4眼テールランプをモチーフにしているとのことです。
ボディサイズは全長4710mm×全幅1880mm×全高1560mm、ホイールベース2770mmとなり、クロスオーバーと比較すると全長は220mmも短くなっています。
ホイールは、クロスオーバーと同じく21インチタイヤ(アルミホイール)ですが、ホイールベースも80mm短縮されていて、外観については完全に別物といえるでしょう。
新型クラウンスポーツはHEV(ハイブリッド)とPHEV(プラグインハイブリッド)の2種類が用意され、エンジンはどちらも2.5リッター直列4気筒エンジンが搭載されます。
インテリアに目を移すと基本構成こそクロスオーバーと同じ造りですが、ダッシュボードからセンタートンネル、そしてドアパネルまで、つや消しの赤色が施された加飾を選べるなど、従来のクラウンにないスペシャルティ感が強まっています。
また、乗員同士の言葉がダイレクトに伝わり、会話がしやすい空間を実現するため、室内音を反射する「調音天井」をトヨタで初採用しました。
また、以前から新型クラウンスポーツのエクステリアを中心とした人気はSNSでも話題になっていましたが、正式リリースを受けてさまざまな声が寄せられました。
SNS上では「これ、クラウンスポーツってやつか?めちゃカッケェ…」や「クラウンスポーツとNXで悩み中。たぶんクラウンスポーツ買う」など想像以上のエクステリアの良さに購入を検討している人が多数見受けられました。
それでは、クラウンスポーツ発売に際して、販売店ではどのような状況なのでしょうか。
首都圏内のトヨタ販売店の担当者は次のように話します。
「クラウンスポーツは生産台数が少ないというのもあり、各店舗の割り当て台数は少ない状況です。
当店では20数台の販売枠があり、かなり多いほうになるかとは思いますが、販売してから3時間程度でほとんどの販売枠が埋まってしまいました。
多くのお客様がデザイン面を評価してオーダーしています。
販売に関しては先着順で、納期に関しては抽選で早いか遅いかが決まっていく流れになると思います。
また、今回の販売で購入ができなかった場合、次の生産が1年半後になると聞いています」
また、関西圏の販売店担当者は次のように話します。
「新型アルファード発売時のように問い合わせが殺到するというような状況までは行きませんが、問い合わせは多くありました。
クラウンオーナーや他の高級SUVから乗り換えたいという人がオーダーをする傾向にあります。
当店では正確な販売枠はまだ決まっておりませんが、先着順に販売していく予定です」
さらに、愛知県内の販売店の担当者は次のように話します。
「クラウンスポーツの販売枠は埋まってしまっています。
現在は、KINTOでのご提案しかできない状況です。
KINTOでの納車目処は3か月程度になりますので、新車で納期が遅くなる場合よりは早く手元に届きます」
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今回発売したトヨタ「クラウンスポーツ」の価格は590万円で、KINTOの場合の月額は諸費用を含めて6万6550円からとなります。
なおグレードは「SPORT Z」のみの設定で、プラグインハイブリッド車(PHEV)の発売は2023年12月頃の販売予定となります。