今年で19年目を迎える「オーテックオーナーズグループ湘南里帰りミーティング」が開催されました。
■メーカーが主催するオーナーミーティング。「オーテックオーナーズグループ湘南里帰りミーティング2023」が開催!
2023年10月7日に「オーテックオーナーズグループ湘南里帰りミーティング」が開催されました。
今年で19年目を迎える里帰りミーティングとはどのようなイベントなのでしょうか。
クルマ好きが集まるミーティングは全国で開催されています。
そのほとんどがユーザー有志によるミーティングですが、自動車メーカーが主催するオーナーミーティングがあります。
それが「オーテックオーナーズグループ湘南里帰りミーティング」です。
オーテックジャパン(以下オーテック)というのは、日産系のカスタマイズカーやライフケアビークル、働くクルマを作るワークユースビークルなどを企画・開発・製造・販売を行っている会社です。
2022年4月に、同じく日産系のモータースポーツなどを司る、ニッサン・モータースポーツ・インターナショナル(ニスモ)と合併して、日産モータースポーツ&カスタマイズという会社(NMC)になりました。
オーテックは神奈川県茅ヶ崎市に事業所を設置しており、ここから全国にクルマを供給しています。
茅ヶ崎から旅立っていったクルマが「年に1回里帰りして集まろう。」と始まったのがこのミーティングです。
始まりは19年前の2004年となり、最初の参加台数は100台ほどでしたが、年を重ねるごとに参加台数と参加人数が増え、2023年の参加は377台・743名になりました。
過去19年の間に、台風接近により中止になったことと、コロナ禍で2回中止になったことがあり、19年ですが16回目の開催です。
オーテック/ニスモの車両であれば参加できるとあり、その車両構成を上位から見ると、ノート、マーチ、セレナ、シルビア、エルグランド、エクストレイル、スカイライン、オーラ、ステージア、コンパクト/軽、セダン/スポーツ他、SUV系、フェアレディZ、ミニバン/ワゴンと、書き出しただけでも様々なジャンルのクルマがいます。
それと同時に、シルビアが参加台数上位に入るなど、車両年数が経ってしまっても多くのユーザーに愛されて大事に乗られているのが分かります。
ミーティングでは、NMCの片桐CEOから挨拶があり、スペシャルゲストの「スーパーGT GT500 23号車 MOTUL AUTECH Z」のドライバーとなる松田次生/ロニー・クインタレッリの両ドライバー、2023年AUTECHレースクイーンの高岡みほさんが登場しました。
ここで、里帰りミーティング恒例の遠来賞の東/北方面と、西/南方面の受賞者が発表され、北海道から「エクストレイル」で来た工場長さんと、鹿児島から「シルビアオーテックバージョン」で来たKさんにトロフィーを授与。
さらに過走行賞として、「セドリック ブロアム ロング VIP」で55万キロ走行している壁田さんにもトロフィーが授与されました。
このお三方は2022年も受賞しており、2回受賞されると殿堂入りとなるので、2024年は他の人にもチャンスが回ってきます。
また今回は特別な車両の展示も行われました。
それは「オーテック・ザガート・ステルビオ」です。
この個体を所有するオーナーは1991年新車で購入し長年持ち続けていました。
しかし東日本大地震で被災され、その後も所有し続けたものの車両の損傷が激しくなり、所有していくのが困難になったということで、NMCが「引き取り静態保存していく。」ということが発表されたのです。
オーテック・ザガート・ステルビオ、もしくはステルビオと呼ばれるこのモデルは、オーテックとイタリアの「カロッツェリア・ザガート(現在のSZデザイン)」と共同開発したクルマとなり、その独創的なデザインで注目を浴びました。
■松田選手とロニー選手が気になる日産車はなに?
そんな思い思いに車両見学に参加者が回っていると、ゲストも車両見学に回っていました。
松田選手とロニー選手が、オーテックが手がける幼稚園バスに乗っているというレアな光景を見られるのも、このミーティングの良さです。
2人とも会場の隅々まで参加車両を見て周り、トークショーで松田選手は「スカイラインが多く集まっているコーナーがあり、スカイライン、GT-R好きとしてはじっくりいろいろなお話しを聞かせてもらい楽しかった」と言います。
一方のロニー選手は「僕は新しいクルマが好き。オーテックブルーが美しく、セレナやエクストレイス、ノートオーテッククロスオーバーがいっぱいあって良かった。去年自分もオーラを買ったばかりだけど、オーテックブルーの車両をいつか欲しいと思えた」とその美しさに惚れ惚れしていました。
今年レースクイーンデビューとなった高岡みほさんは当然ながら初参加のミーティングです。
みほさんは「会場を見て周り最後に霊柩車があったのにはびっくりして、他のクルマの記憶が飛ぶくらいの衝撃をうけました。このようなクルマも作っていたオーテックの幅の広さにはびっくりです」と衝撃を受けていたようです。
トークショーで両ドライバーは、レースシーズン後半のチャンピオンに向けて最後の戦いに向かっていくなかで、次のように抱負を語りました。
「2023年に23号車がチャンピオンになる。というプレッシャーを受けながら戦っています。
途中激しいクラッシュでご心配をおかけしましたが、開幕戦の岡山で優勝したこともあり、チャンピオン目指してがんばります。
優勝回数がもう少しで2人で1・2になるので、今年なれるように頑張ります」
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最後に恒例の集合写真、イベントを盛り上げた社員一同でお見送りをするパレードでイベントは終了しました。
2024は20年目となりますので、どのような盛り上がりになるのか、今から期待が高まります。