ダイハツは2023年10月6日、25日から開催される「ジャパンモビリティジョー2023」の出展概要を発表しました。5台のコンセプトカーを初公開するようですが、そのうちの1台「me:MO(ミーモ)」とはどのようなモデルなのでしょうか。
■全長3m切り! ボディ形態も変更可能
ダイハツは2023年10月6日、10月25日(一般公開は28日)から11月5日まで東京ビックサイト(東京都江東区)で開催される「ジャパンモビリティショー2023」(JMS2023)の出展概要を発表しました。
同社のブースでは5台のコンセプトカーが展示されますが、そのうちの1台に「me:MO(ミーモ)」というモデルがあります。どのような特徴があるのでしょうか。
日本最大の自動車展示会「東京モーターショー」は、10月開催の次回より開催コンセプトを刷新し、名称もジャパンモビリティショー2023に変更されます。
これまでの自動車業界の枠を超え、他産業やスタートアップ企業なども参画し、東京モーターショーを上回る400社以上が出展・参加する予定です。
今回、ダイハツは創業以来持ち続けてきた「お客様に寄り添い、暮らしを豊かにする」という現在のビジョンに込められた思いを出展テーマに決定。
出展される5台のコンセプトカーは、未来のモビリティ社会における人や暮らしに寄り添う姿を、5つのカタチにして表現したと説明します。
このうち「me:MO(ミーモ)」は「ライフステージに合わせ、スタイルや楽しみ方を変えることができるサステナブルな軽乗用BEV(バッテリーEV:電気自動車)」だといいます。
テーマは「クルマと人の関係の再定義」と定め、モジュール化した内外装構造を採用することで、デザインのみならず車両形態も変更が可能だとしています。
ミーモのボディサイズは全長2955mm×全幅1475mm×全高1590mm、ホイールベース1985mmと、ベーシックな軽自動車「ミライース」よりも小さいサイズです。
エクステリアはスクエアを強調したもので、3ドアハッチバックのようなスタイリングにホワイトとブラックでまとめられ、自身でカスタムすることを前提にデザインされたことがうかがえます。
フロントは短いボンネットを持ち、フロントフェンダーまで回り込むブラックの大型バンパーや、キュートなイメージを高めるヘッドライトが特徴です。
リアはフロントと対称的なものとなっており、同じデザインのテールが装備されるほか、リアガラスにはノブが装着されていることから、ガラスハッチのみの開閉も可能であるとみられます。
インテリアは斬新なバータイプのインパネを装備するほか、加飾などが簡略化されています。
パワートレインはBEVであることが明かされていますが、詳細なスペックなどは不明です。
なおこのミーモは市販化について、現在のところ言及されていませんが、現在ダイハツは軽BEVの展開をしていないことから、今後JMS2023でどのような発表がなされるか、期待が高まります。