第1回「ジャパンモビリティショー2023」が2023年10月26日-11月5日の期間で開催されます。国産自動車メーカー各社は出展概要を発表しましたが、そのなかでユーザーはどんなモデルに興味を示しているのでしょうか。
■三菱・ホンダ・日産・スズキが新たなモデルを発表へ
2023年10月26日-11月5日まで開催される「ジャパンモビリティショー2023」
国産自動車メーカー各社が出展概要を出しましたが、どのような特徴があるのでしょうか。
ジャパンモビリティショーに関する出展情報は、8月末くらいから出始めています。
最初に情報を出したのは三菱で9月25日にティザー画像と共にブースコンセプトなどを公開。
その後、10月11日には追加情報として「電動クロスオーバーMPV」のコンセプトカーを世界初公開することを明かしました。
またホンダは9月26日にブース概要やそこで公開する二輪車・四輪車・パワープロダクツ・航空機など同社が提供するさまざまなモビリティとその関連技術、コンセプトモデルを展示すると発表。
その際には過去に販売していた「シティ」のように四輪車と二輪車をセットにした「サステナ・シー コンセプト/ポケット コンセプト」や、四輪電動スポーツのコンセプトモデル「スペシャリティ スポーツ コンセプト」というモデルが展示されるといい大きな話題を集めました。
10月3日には日産とスズキが出展概要を発表しています。
日産は、創立90周年を記念した特別仕様車6台や「NISMO」モデル3台なども出展予定です。
さらに注目となるのはEVコンセプトカーシリーズで、同日に第1弾として「ニッサン ハイパーアーバン」を公開しています。
10月10日には第2弾「ニッサン ハイパーアドベンチャー」が公開しました。今後もジャパンモビリティショー当日までいくつかのコンセプトカーが先行してお披露目されると言います。
またスズキでは、ブース概要の他にスズキのBEV第1弾のSUV「eVX」や軽ワゴンEV「eWX」を公開。
さらに市販モデルに近しいデザインの軽ハイトワゴン「スペーシア コンセプト」や、コンパクトカー「スイフト コンセプト」をお披露目し、ユーザーからは「次期モデルか?」と話題になりました。
10月6日にはダイハツもブース概要を発表しました。
軽自動車をベースにしたような「ミーモ」、「ユニフォーム トラック&ユニフォーム カーゴ」というコンセプト。
さらには軽スポーツカー「コペン」をリフトアップしたような「オサンポ」、そして未来のコペンを表すような軽自動車規格を超えた「ビジョン コペン」です。
とくにユーザーからは1.3リッターエンジンを搭載しFR化された「ビジョン コペン」に対する注目度が高まっています。
■スバル・マツダは新たなスポーツカーを公開!? トヨタ・レクサスも驚きのモデルを発表へ
10月10日にはスバルとマツダがブース概要を発表しています。
スバルではすでに発売されているモデルの他にSUBARU SPORT価値の進化を予感させるBEVコンセプトとして「スバル スポーツモビリティコンセプト」を世界初公開することを明らかにしました。
先行公開されたスポーツモビリティコンセプトのシルエットは2ドアクーペのようなスタイルで、薄型でシャープなヘッドライトが特徴的です。
またマツダでは「『クルマが好き』が、つくる未来。」というテーマで初代ロードスターや、10月5日にマイナーチェンジを行った4代目ロードスターを展示します。
さらには謎のシルエットも公開されており、ユーザーからは2022年末に存在が示唆された「ビジョンスタディモデル」が公開されるのではないか、と話題になっています。
そして10月11日にはトヨタとレクサスがそれぞれブース概要や展示するモデルに関する情報を公開しました。
トヨタではブース内のコンテンツやイメージ図を公開。そのイメージ図には様々なモデルが映し出されています。
例えば、すでに発表されている「ランドクルーザーシリーズ」や「クラウンシリーズ」といったモデルに加えて、2022年末にタイで世界初公開された「IMV0」が展示されるようです。
さらにメインの舞台上には謎のコンパクトモデルやベールのかかった2モデルなど、新たなモデルの発表も控えているようです。
さらにサブ舞台には「ハイラックス」と「謎のSUV」が描かれており、この白いハイラックスはIMV0と同時に世界初公開された「ハイラックスBEV」の可能性が高そうですが、もう1台のSUVは謎です。
一方のレクサスは、かねてから存在が示唆されてきた2026年に登場予定の「次世代BEV」がお披露目されることが再度アナウンスされました。
公開されたティザー画像にはレクサスらしさを表現する「L字のヘッドライト」が採用されており、その全容がどのようなカタチで公開されるのか期待が高まります。
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このように各社では目玉となるコンセプトカーをお披露目する予定で、「モータショー」から「モビリティショー」に変わったとしても「新たなクルマ」の存在は大きな注目を集めそうです。